民間企業未経験、30代中盤からコンサルタントへのチャレンジ
この度、戦略コンサルタントとして入社が決定いたしましたので、ささやかながら体験談を共有させていただきます。
コンコードに相談した背景
私は大学で任期付教員をしていましたが、自分のキャリアについてあらためて考える中で、戦略コンサルタントになりたいと考えるに至り、さっそく調べ始めたところ、コンサル転職に特化したエージェントがあることを知りました。
何社かコンタクトを取ってみたものの、特殊な経歴がネックとなり難色を示されることが続く中、コンコードの西谷様は、きっと行けるところがあると思うので頑張って応募してみましょうと前向きな言葉をかけてくださいました。
これがきっかけとなり、西谷様にご支援いただきながらコンサルタントを目指すことに決めました。
実際の転職活動
私は東京ではなく地元での転職を希望していたのですが、地元では求人の案件数自体が限られていたため、応募できる案件はすべて応募するという方針で活動を開始しました。
活動の中で、スカイプ面談とメールにて、西谷様から以下のサポートをしていただきました。
面接対策
応募前に一般的な人物評価の面接対策を数回、一次面接通過後に二次面接(ケース面接)対策もしていただきました。
【一般的な面接対策】
「今までのキャリアの棚卸」と「話の組み立て方」の大きく二つに関してご指導いただきました。
「今までのキャリアの棚卸」では、特に、今まで身に付けたスキルの中で、コンサルタントでも生かせるスキルは何かを一緒に考えていただきました。
大学から民間へ、教員からコンサルタントへと大きくキャリアチェンジする際に、自分のアピールポイントは一体何なのかを自力で見つけ出すことは非常に難しく感じていました。
西谷様は、私の今までの業務内容を丁寧にヒアリングしてくださり、ポータブルスキルとしてアピールできるものを一緒に見つけてくださいました。
「話の組み立て方」は、とても基本的なことではありますが、はじめに結論を述べること、冗長にならずに簡潔に述べることを常にアドバイスしていただきました。
【ケース面接対策】
よくあるケーススタディの課題を出題していただき、メールにて回答を送付した後、スカイプ面談にて質疑応答と講評をいただきました。
ケース面接を試験ではなく議論と捉え、面接官との議論を通して一定のレベルの答えを出すイメージ(チームでコンサル業務をするイメージ)を持つとよいとアドバイスをいただきました。
ケース面接対策は、私が時間を作ることが難しく、あまり実施できませんでしたが、西谷様は「何度でも対策しますよ」とおっしゃってくださり、とても心強く感じました。
適性試験
応募企業では二次面接の前に適性試験が実施されました。
私にとっては人生初の適性試験でしたが、西谷様から対策の仕方を教えていただき、無事に乗り越えることができました。
選考過程
選考過程では、企業との間に転職エージェントに入ってもらうメリットを大いに感じることができました。面接の日程調整はもちろんですが、私が特に大きなメリットと感じたのは、面接後に応募企業からフィードバックをいただけたことです。
一次・二次の各面接後に企業からフィードバックを受けたことによって、企業から評価されている私の強みを知ることができ、次の面接に生かすことができました。
おわりに
西谷様からは上記サポート以外にもコンサルタントとして必要な多くのことを学びました。
第一に、論理的な話し方・考え方です。話の道筋の付け方、枠組みの使い方、相手への伝え方といったことを、スカイプ面談とメールを通して学ばせていただきました。
第二に、必ず前向きな言葉でアドバイスを終えていただいたたことです。
コンサルタントは時に厳しい事実や意見をクライアントに伝えなければなりません。
しかし、必ず前向きな言葉を添えることによって、クライアントとの信頼関係を深めながら建設的な方向に物事を進めることができると学ばせていただきました。
第三に、私が難しい求職者であったにも関わらず、挑戦していただいたことです。
大学教員がコンサルタントを目指すのは難しいとわかっていましたし、実際にいくつものエージェントにお断りをされていました。
そんな中、私のサポートに挑戦していただき、また結果を出していただいたことで、コンサルタントは時に挑戦者であれという姿勢を学ばせていただきました。
この度の転職活動で、コンコード様に出会えたこと、さらに西谷様にサポートしていただけたことを大変感謝しております。本当にありがとうございました。
一日でも早くクライアントに貢献できるコンサルタントになれるよう精進してまいりたいと思います。
最後に、同様の経歴でキャリアに悩んでいる方々に、私のような例があることを知ってもらい、ぜひキャリアアップへの挑戦に一歩を踏み出していただきたいと思います。
担当キャリアコンサルタントより
一方で最初にお話をさせて頂いた際に、理路整然・明快に説明が出来るという素養をお持ちで、何よりお人柄が素晴らしく、ぜひこうした方にコンサルタントとしてご活躍頂きたいと思い、ご支援をさせて頂きました。
実際の活動においては上記のような理由からお見送りとなることも多く、また求人数も限られる中で苦労をされましたが、強い心をお持ちで粘り強く活動された結果、高いご評価でオファーを勝ち取られました。
何より素晴らしかったのは、非常に真摯な姿勢で対策に取り組まれていた点で、対策初期には私からのアドバイスも多かったのですが、終盤に至るとそうしたアドバイスも不要なほど、コンサルタントとして通用するコミュニケーションを身につけられていたことを覚えております。
こうした姿勢は、研究員・教員として長く学問に関わられてきたからこその強みであり、Yさんにしかないものだと考えています。
従来お持ちのお人柄に加え、この強みがあれば、クライアントから愛されるコンサルタントとして成長することが出来るかと考えており、今後の益々のご活躍を期待しております。
マネージングディレクター
西谷 有生 略歴
東京大学経済学部、早稲田大学大学院商学研究科卒業。ブーズ・アンド・カンパニー(現PwCコンサルティング)、シグマクシスにて幅広いプロジェクトに参画。リクルートキャリアにてコンサル業界転職専任コンサルタントとして活躍。部門MVP獲得など高い実績を挙げた後、コンコードに参画。