「転職ありき」ではない、転職希望者の立場に立ったアドバイス
コンコードの落合様の一方ならぬご支援を頂き、この度、希望通り総合商社から外資系投資銀行へ転職することができました。
私はもともと総合商社で企業価値評価・M&A関連の業務を担当していたのですが、その道を極めてみたいという思いから外資系投資銀行を志望するに至りました。
M&A関連業務をしていたとは言っても、総合商社の事業投資におけるそういった業務と外資系投資銀行におけるM&A業務は立場も専門性も全く異なるため、落合様の知見やアドバイスがなければ今回のような希望通りの結果を得られることはまず無かったと思っております。改めてこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
選考過程を振り返ると、落合様に頼らせて頂き良かったと感じる点は主に以下の3つになります。
1, 一貫した転職希望者目線
他の転職体験記でも触れられていますが、落合様は最初から最後まで本当に一貫して転職希望者の立場に立ったアドバイスをしてくださいました。
転職ありきではなく、現職(総合商社)に留まることもいかに最適なキャリア解の一つになりうるかをご丁寧にご説明頂きました。
これにより、より冷静・客観的な視点で本当に転職して良いのか見つめ直すことができ、またそれは結果的に志望度を強固なものにし自信をもって選考に臨むのに役立ちました。
当然のことながら転職希望者は転職を目的にエージェントの方にお会いしているため、自分なりに客観的にキャリアを見つめ直したうえで転職という決断に踏み切ろうとしていると思っていたとしても、どこか転職という目的ありきでの意思決定となっている部分が否定できません。
その中で、選考前から内定後に至るまで「総合商社に残ることも含めてもう一度じっくりお考え下さい」と逐一言って頂いたことは自分の頭を都度リセットしてゼロベースでキャリアを比較衡量することに繋がりました。
そして、その上での選考継続・内定受諾という決断だったからこそ、節目節目の自分の選択に責任感を持って次のステップに臨むことができ、納得のいく結果を得られたのだと思います。
2, 入念な事前準備のサポート
また非常に入念に事前準備のサポートを頂きました。
転職未経験者であった私は、恥ずかしながらそもそも履歴書や職務経歴書の書き方や選考対策の方法すら何も分かっていませんでした。
そのような中で、そういった書類の基本的な書き方のみならず、投資銀行で頻出の質問事項などを事細かにご教示頂きました。
加えて、数回にわたり選考前に模擬面接を実施くださり、自分の中で腹落ちさせ切れていなかった志望動機のコアとなる部分を自分の言葉で説明できるレベルまで昇華させることができました。
落合様はこちらの志望動機や回答内容を否定することは無く、対話や質問による深堀りを通じてブラッシュアップしようと根気強く付き合ってくださり大変助かりました。
3, 外資系投資銀行業界全般や当該業界での転職活動への深い知見
一部「2」とも重複しますが、落合様の志望業界への深い知見なしには希望通りの結果は得られなかったと思います。
上述の事前準備での頻出質問事項もそうですが、各選考段階において実践的な知見の共有を頂きました。
このおかげで各面接前に様々な対策をしっかり練れたのはもちろんのこと、事前の心積もりができ精神的に落ち着いた状態で選考に臨めたのは非常に大きいものでした。
落合様とのやり取りは毎回楽しく、かつ実用的であり、まさに選考において「共闘」させて頂いたと感じました。
少しでも転職を検討される方は(結果的に転職する・しないにかかわらず)まずは落合様にコンタクトしてみることをお勧めします。
どういうご決断をされようと、必ずや有益な時間になると確信しています。
担当キャリアコンサルタントより
若い頃はスキル的なものを思い浮かべていたのですが、この業界で働いてもうすぐ20年、会社・ポジションにより求められる「足切りライン」の知識や経験はあるものの、「やっぱり人柄かな」と思います。
それを改めて強く思いましたのが、このS.S.様との出会いでした。
20代後半とは思えない成熟感とご年齢相応の良い意味での若々しさ。優秀な多くの方々を外資投資銀行やPEファンド、コンサルティングファームにご紹介して参りましたがS.S.様は五指に入る方でした。
そのようなS.S.様のこと、きっと現職(投資銀行へのご転職前の大手総合商社)でも良い未来が待っていることと思いました。
転職の得失をお話した後は、きっとどのような選択をされても立派なキャリアを拓いていかれると思いましたので、投資銀行業務への強い思いと、楽な道ではないものの更なる成長機会を求めていらっしゃるS.S.様のご判断にお任せ致しました。(「節目節目の自分の選択に責任感を持って次のステップに臨むこと」ができたとのS.S.様のご感想、とても嬉しく拝読致しました。)
後は思いを引き出し、整理のお手伝いをするだけでした。
S.S.様もセッションを楽しんで下さったとのこと、たいへんありがたく拝読致しましたし、私もその思いでございます。ご転職活動を終えられたのが残念に思うほど楽しい時間でした。
「共闘」とまで仰って頂き、たいへん光栄に思います。この人材紹介業をしていて、至福のひと時でございます。
投資銀行・PEファンド部門
エグゼクティブアドバイザー
落合 茂宏 略歴
上智大学経済学部卒業。大手都市銀行国内営業、大手鉄鋼会社に従事した後、アンテロープキャリアコンサルティングにて外資大手投資銀行やPEファンド向けの紹介事業の立ち上げに大きく貢献。金融系人材紹介を主軸とするIVY株式会社の設立・経営を経て、コンコードへの事業譲渡とともに参画。