長期的な伴走による着実な転職の実現 ~銀行員からの転身~
転職を決意するに至るまで(入社~入社4年目3月)
「企業の経営の力になりたい」、その一心で銀行を志しましたが、支社で働くうちにファイナンス以前に経営・事業そのものに悩みを抱えるお客様に対して銀行員として出来ることには限界があるのではないかと感じるようになり、歯がゆい思いもしました。
本部に異動した後もこの燻った想いが消えることはなく、30歳になる前に自身の夢にもう一度向き合いたいと考え、転職を決意しました。
転職活動のスタートとコンコード・朏様との出会い(入社5年目4月~10月)
「夢を叶える舞台として最適な業界・会社はどこか考え抜くこと」を指針として転職活動をスタートさせましたが、お会いした他者の転職エージェント(10名程)は一方的な案件紹介や短期間での転職推奨、テクニック偏重のアドバイスばかりでこの指針と転職エージェントの活用は両立できないと半ば諦めかけておりました。
そんな折にお会いしたのがコンコード・朏様です。
朏様には最初の面談で私の転職への想い、方針を真摯に受け止めて頂き、この方と一緒であれば納得のいく転職活動が出来ると直感し、支援をお願いすることに決めました。
選考準備(5年目10月~)
1. コンサルティング業界への理解の深耕(→書類選考対策、ビヘイビア面接対策)
コンサルタントとして企業の経営に対してどのような付加価値を提供出来るのか、具体的にどのような形で支援するのか(クライアントとの関わり方、個人レベルでの動き方等)の2点に関して理解を深めることを最優先としました。
この点に関しては、書籍等で収集した情報を元に仮説を立て、それを実際に経営コンサルタントとして活躍された朏様や紹介頂いたセミナーでお会いしたコンサルタントの方々に確認し、修正していきました。
これを繰り返すうちにコンサルティング業界が自身の夢を叶える最良の舞台であると確認出来、志望ファームの方向性も固まっていきました。
またこれまでの経験のどの部分がコンサルタントになっても活かせるものなのか、何が足りないのかも明確になり、職務経歴書やビヘイビア面接でもそれを意識して伝えられるようになりました。
2. ケース面接対策
ケース面接対策に関しては、書籍等で勉強しながら朏様から頂いた問題にメールで回答し、それに対してフィードバックを頂くことで基本的な考え方を身に付けました。
その後朏様にはほぼ毎週、合計15回ほど対面でケース面接の練習にお付き合い頂き、短時間で議論の筋道を付け、プレゼンテーションする経験を積みました。数を十分こなしたことで自信をもって選考に臨めました。
選考(5年目12月~4月)
1. エントリープランの作成(5年目12月)
朏様には私が関心のあるファームを全て紹介頂きましたが、これは前述した指針を掲げる私にとって大変ありがたいものでした。
またファーム毎の志望度や銀行業務の繁忙具合を踏まえてどのファームをどの時期に受けるのかをプラニングしてくださったことも大変心強かったです。
2. 選考序盤~中盤(5年目12月~2月)
選考の序盤では残念ながら一次面接までで見送りになるファームもありましたが、朏様からすぐにフォロー頂けたおかげで落ち込むことはありませんでした。
また面接の度に内容をまとめ朏様にフィードバック頂いたことで考え方や伝え方をブラッシュアップすることが出来、自信を持って次の面接に臨むという好循環が生まれました。
3. 選考終盤(5年目3月~6年目4月)
選考は序盤の苦戦が嘘のように順調に進み、複数のファームで終盤を迎えました。
しかし私は銀行業務と転職活動の両立も限界に近かったこともあり、情けないことに当初掲げた指針を忘れ、「早くどこかのファームからオファーを頂き転職活動を終えたい」と安きに流れようとしていました。
そんな私に対して朏様は「複数の選択肢を持ってから決めた方が良い」とおっしゃいました。朏様には私が転職活動と転職先に望むものを十分に理解頂いていると信頼しておりましたので、その言葉を「冷静に考えることが出来るもう一人の私からのアドバイス」として受け止め、選考を続けた結果、最終的には複数の選択肢をもった上で夢を叶える最高の舞台と感じたファームを選ぶことが出来ました。
おわりに
「業務が繁忙で転職活動に時間を割けない」、「選考が思ったように進まない」、「どこかからオファーをもらって早く転職活動を終えてしまいたい」、私が悩んだ時には朏様はいつもそばにいて、私の考え方を最大限尊重したアドバイスをくださいました。
このようなサポートが専ら朏様のお人柄によるものなのか、コンコード様で仕組みのレベルで確立されているものなのか私には確認する術はありませんが、コンサルティング業界への転職を希望する方は是非一度コンコード様のエージェントとお話して他社と比べて欲しいと思います。
私は朏様、秘書の五木田様、山本様に「伴走」頂いたおかげで夢を叶える舞台に立つことができました。いつかどこかで皆様とお会いした際に胸を張れるよう、転職活動に全力で向き合った自分に恥じないよう、これから一層精進して参りたいと思います。
担当キャリアコンサルタントより
私の役割はMUさんが必要としていることを適宜サポートさせて頂くのみで、大変頼もしい印象を感じていました。転職活動は当然ながら誰かに強要されるものでは無いため、自己管理能力がとても重要ですが、MUさんは高い自己管理能力でご自身の希望する転職を実現されました。
今後もその自己管理能力を発揮して、経営コンサルタントとしてキャリアアップされるのを楽しみにしています。
マネージングディレクター
朏 徹 略歴
一橋大学経済学部卒業。松下電器産業(現・パナソニック)を経て、デロイトトーマツコンサルティングに入社。経営戦略策定・オペレーション改善・リスクマネジメントなど幅広いテーマでコンサルティングに従事。コンコード参画後はコンサル志望者やコンサル出身者のキャリア設計を支援する。