キャリアの長期模索が結実。コンサルファームへの挑戦
私は監査法人に5年以上勤務した後、コンサルティング・ファームへ転職を決めました。転職にあたり、転職先の方向性の決定、面接スケジュールの構築、面接対策、退職活動など、あらゆる面において、コンコードさんには大変お世話になりました。コンコードさんにサポートいただきながら進めた私の転職活動を、簡単にご紹介致します。
コンコードさんとの出会い
監査法人勤務中、「監査以外の新しいことがしたい」というもやもやした気持ちがずっと渦巻いており、その気持ちが次第に大きくなって、ある時に、「きちんと行動を起こそう」と思い立ちました。
ちょうどその頃、ある知人との会話からキャリアエージェントの存在を意識するようになり、私の友人が以前お世話になったというエージェントの方を紹介してもらうことにしました。それがコンコードさんです。
方向性の決定
1,事業企画職への興味
最初にお会いして、まずは私が今何を悩んでいるのか、今どのような不満を抱えているのかを、漠然と、でもありのままにお伝えたところ、私の希望を満たす(不満を解消する)ものとして、事業会社の経営企画や事業企画をご提案くださいました。
「経営企画」や「事業企画」が何たるかも全くわからない私に、それらについて丁寧に説明してくださいました。その内容を聞いて、私はその職種に興味を持ちましたが、今のキャリアでそのような道に進むのは簡単ではないとの厳しいお言葉もいただきました。
もしそのような道に進みたければ、いったんコンサルを経験してみるのも良いかもしれない、というお話もいただきました。しかし私は正直その当時、コンサルには興味がなかったため、その言葉は聞き流していました。
ただし、コンサルに行くにしても事業企画職に行くにしても、コンサルに関する本を読むのは有意義だとアドバイスをいただいたので、コンサルの本を買って読んでいました。
2,コンサル志望への転換
それから約1年間、コンコードさんの仰った通り、希望を満たす案件はなかなか舞い込んで来ず、もやもやした気持ちを抱えたまま過ごしていましたのですが、初めてお会いしてから約1年後の春、このままではいけない、と再び目が覚めました。
このキャリアで事業会社の事業企画職はやはり少々チャレンジングなのだ、という現実を目の当たりにし、1年前にコンコードさんが仰った「コンサルも考えてもよいのでは」という言葉が頭の中で甦りました。
そこで早速、「事業会社の事業企画職だけではなくコンサルも視野に入れて、本格的に探したい」とコンコードさんにお伝えしたところ、すぐに面談のアポを取ってくださいました。
そのときの面談では、コンサルの右も左も分からない私に、まずどんなコンサルティング・ファームがあるかをリストアップし、各社の特徴を教えてくださいました。そして、私のキャリアを勘案し、会計系のコンサルを抱えているいくつかのファームをお勧めしてくれました。
また、戦略系に興味があるのであれば、外資系戦略も考えてみても良いとのお話もいただきました。私はそれらを持ち帰り、会社HP等で色々調べてみました。
3,総合系/会計系コンサル志望に決定
私はこの後、戦略系ファームと総合系/会計系ファームで悩んでいました。
初めは、戦略をやりたいという漠然とした気持ちと、今までとは全く違った世界に行ってみたいという気持ちから、戦略系に傾いていました。
しかし、会計のバックグラウンドを活かすなら総合系/会計系ファームの方が現実的だろうとも思っていました。
その後、コンサルの友人何人かに話を聞いたところ、「どの分野のコンサルをやるにしても、コンサルの根底にあるものは同じ。」ということを皆が言っていたため、「であれば自分の強みを生かせる会計系にしよう」と思い、コンコードさんにその旨をすぐに伝えました。
するとコンコードさんは「他人の言うことに流されてはいないか?戦略系の話をしたときに目を輝かせていたので、戦略系もチャレンジしないと後悔の念が残ってしまうのではないか」と、私の焦る気持ちにブレーキをかけてくださったのです。
確かに私は友人の言葉に流されていたかもしれません。その言葉をしっかり自分の中に落とし込んで納得するまで至っていませんでした。その言葉に助けられ、数日間クールダウンさせていただきました。私の気持ちを客観的に観察して的確なアドバイスをくれるんだなぁと感心しました。
その間、コンコードさんの知り合いで総合系ファームの中の会計系グループで働いている方をご紹介してくださり、お話をお聞きする機会をいただきました。
その方との話の中で、その仕事はやはり私が求めているものに近いということに気付き、やはり会計系が良いかもしれない、と改めて思いました。いったんクールダウンしてからの気持ちだったので、確かだと思いました。
具体的な面接攻略
それからコンコードさんと具体的な戦略を練り始めました。
まず、総合系ファームの中の会計系を狙う。そして同時に戦略系も狙うかどうか。
私は多少の未練はありましたので、「記念受験という訳ではないけれど一応受けてみようかな」と言いました。するとコンコードさんは、「真剣勝負で挑むのでなければ、外資系戦略は避けておいた方が良いでしょう。もし今後本気で外資系戦略に行きたいと思ったときに、今生半可な気持ちで受けて落ちたとしたら将来の再チャレンジは相当厳しいでしょう」とアドバイスをくださり、外資系戦略は受けないことにしました。
面接対策もきっちりしてくださいました。
経歴、コンサル志望理由、目指す将来像等の質問に回答する際のポイントをいくつも教えてくださいました。「面接はプレゼンです」という大切なことを教わりました。これまでまともな就職面接を経験したことがなかったので、どのアドバイスも私にとってとても大切なものばかりでした。
そして、いよいよ面接本番。「なぜコンサルタントになりたいのか」をとことん突き詰めてくる会社や、ケースインタビューを行う会社など、様々なタイプの面接がありました。どれも、面接対策で学んだことが存分に活かされました。この面接対策がなかったら、私は面接をうまく乗り切ることは到底できなかったと思います。
スケジュール管理も綿密に行ってくださり、業務への支障を最小限に抑え無理なくこなしていくことができました。
各面接が終わる度に、電話で「どうでしたか?」と声を掛けてくださいました。たくさんクライアントを抱えていらっしゃるでしょうに、夜遅くにも関わらず気にかけてくださっていることはとても嬉しかったですし心強かったです。
毎回フィードバックシートをお送りし、こういうやり取りは良かったですね、とか、今度同じことを聞かれたらどう答えればより良い回答になると思いますか、など、色々とフィードバックをくださいました。
本命のファームに無事合格したときは、電話で報告をくださいました。いつでも親身になってくれているんだなぁと嬉しかったです。
退職活動
転職先が無事決まりましたが、コンコードさんに助けていただいたのはこれで終わりではありません。
その後大変なのが退職活動。上司にはそれまで何も話していなかったので、どのように伝えるべきか、また考え得る先方の出方に対する対応についても事細かに教えてくださいました。
お陰でスムーズに上司に退職意思をお伝えしご了承いただくことができました。
最後に
転職先でのスタートはまだこれからですが、少なくとも現時点では自分にとってベストな選択ができたと思っています。
道を示してくださったこと、ときには私の焦る気持ちにブレーキをかけ要所要所で的確なアドバイスをくださったこと、面接を適切に組んでくださったこと、そしていつでも親身に、同時に気さくに接して下さったこと、全てにおいてコンコードさんにはとても感謝しています。
新天地での活躍という晴れ晴れしい形で恩返しができたらと願っています。どうもありがとうございました。