グロービス・キャピタル・パートナーズ GLOBIS CAPITAL PARTNERS Co., Ltd.
グロービス・キャピタル・パートナーズ HPより
企業について
グロービス・キャピタル・パートナーズは、日本初、かつ国内最大規模を誇る独立系のハンズオン型ベンチャーキャピタル(VC)である。資金提供だけでなく企業の成長に必要とされる「ヒト(人材)」や「チエ(経営ノウハウ)」など徹底した支援で高い評価と信頼を得ている。とくに、テクノロジー、IT、サービスなど高成長が見込まれる分野に対する投資に力を注いでいる。
創業は1996年。20年超に渡り培ったグロービスグループの経営ノウハウと投資支援に関する豊富な知見、その間で作り上げた強固なネットワーク基盤を強みとする。創業からの投資総額は1,000億円を超え、150社以上のベンチャー企業の経営支援や育成を手掛けている。名実ともに日本トップクラスのVCである。
他のVCを圧倒する投資額で、追加投資を含め一社あたり50億円の投資が可能である点も特徴。シード・ラウンドからユニコーン・ラウンドに至るまで継続的な支援により、多くの上場企業を輩出している。直近では株式会社メルカリ、スマートニュース株式会社、ライフネット生命保険株式会社などの躍進が挙げられる。
また、大企業のカーブアウト(事業分離)やMBO(経営陣による買収)にも積極的に取り組んでいる。2020年には、投資先企業のさらなる価値向上に向け、グロース支援特化組織「GCP X」を創設して支援機能を拡充。今も新たなVCモデル創造への挑戦を続けている。人材育成にも注力する少数精鋭のプロ集団である。
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代表者代表取締役 堀 義人
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設立2006年7月
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所在地東京都千代田区二番町5-1
住友不動産麹町ビル 9F
グロービス・キャピタル・パートナーズの理念
VALUE
起業家と信念・情熱を共有する戦友であり、指南役たる存在
ベンチャーキャピタリスト十ニ訓
一、
優秀な人材のいる場所、時間、きっかけを探せ。
そこに何度でも通って、一人一人と、仕事ではなく、しっかりと友人になれ。
やがて自分自身が、人材の集まる場となる。二、
人との出会いは、全てがファン作りの機会。
自身の持っている経験や知識を、相手の立場に立って惜しみ無く差し出せ。三、
投資する会社を探すな、投資するテーマを探せ。
それから適切な経営チームを探せ。
無ければコンバートを試みるべし。
そこが腕の見せどころ。四、
お金を売るな、自分を売れ。
経営者から、投資・経営参画してほしい、と先に言われて、初めて上等。五、
ベンチャーは、不確実性の塊だ。
出来ない理由を語れる人は、数多くいる。
その時こそ、自身がビジョン、戦略、経営者を信じきれるか今一度反芻せよ。
究極のリアリストであり、ロマンチストであれ。
不安を感じるところから動き出す一歩に、あなたの進化が始まる。六、
経営陣に対し、評論家然、投資家然とした態度で臨んではならない。
中長期を見据え、功を急がず、燦然と進むべき方向を指し示す北極星のごとき存在であれ。七、
最先端の経営知が、日々ベンチャーが直面する課題とトライ&エラーの中で生まれている。
経営支援は、決して机上では学べない。
あなたは、数多くの優秀な経営陣とその最前線を共有し、ベストプラクティスのハブになれ。八、
ベンチャーは、逆境の塊だ。だが、困難は進化の礎。
嵐にあってこそ、より迅速に動き、泰然自若、笑顔を忘れるな。
それが、皆の勇気につながる。九、
誰にでも、撤退すべき時は必ずある。
最悪なのは、ものごとにこだわりすぎ、致命傷になるまで深追いしてしまうことだ。
撤退する時は、全速力で。
そしてその失敗を、必ず次の糧とせよ。十、
経営者にとって、投資家の言葉は重く鋭き斧。
厳しきことを言う時こそ、一呼吸置き、相手の心相を汲む優しさを忘れるな。十一、
Exitでは、天時・地利が不可欠である。それに備え、見極めよ。
ただし、遂行においての最重要は人和となる。
くれぐれも人事を尽くし、ことあらば人の痛みを引き受けよ。十二、
時を経て、一旦の成功を為し得た時、かつての夢見る若き起業家は、先進の経営者に、新卒だった若者は頼もしいマネージャーとなっていることに、あなたは気付き、そして共に喜びを分かちあうだろう。
その永かった道程に、あなたは真の報酬を見出だす。
グロービス・キャピタル・パートナーズの沿革
- 1996年
- (1号ファンド)
日本初の本格的ハンズオン型ベンチャーキャピタルとして設立(GIF)。5億4000万円のファンドで起業家・ベンチャー企業13社に対する経営支援を行う
- 1999年
- (2号ファンド)
Apaxとジョイントし合弁会社エイパックス・グロービス・パートナーズを設立(AGJF)。200億円のファンドで創業~成長期のIT/テクノロジー/サービス企業47社への投資・育成を行う
- 2006年
- (3号ファンド)
グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)単独で産業創造を担う企業に対する投資・育成でVC活動を加速。180億円のファンドで2011年の東日本大震災後も投資を続行
- 2013年
- (4号ファンド)
GCP単独で115億円のファンドを設立。ユニコーン・スタートアップの輩出を目指す。4号ファンドでの投資先となったメルカリ社は後年、記録的な上場を果たしている
- 2016年
- (5号ファンド)
GCP単独で160億円のファンドを設立。29社へ投資。2020年には40億円を追加投資している
- 2019年
- (6号ファンド)
"First to Last""Next Internet & Beyond Internet"の投資戦略のもと、GCP単独で400億円のファンドを設立。AI、IoT、ブロックチェーンなどの新規技術領域にも注力し、ベンチャーキャピタルとしてさらなる進化を目指している。
グロービス・キャピタル・パートナーズのサービス
投資先の主な分野
次世代産業から既存産業まで幅広い分野を投資対象としているが、とくにITやグローバルに通用するサービス展開をする企業に積極的な投資を行っている。
- サービス(mobile/EC/Social,etc.)
- IT・テクノロジー
- AI
- IoT
- Fintech
- ブロックチェーン
支援内容
起業・ベンチャーへの投資だけでなく、経営(人やノウハウ)、事業開発支援などで徹底的に伴走する。のちのIPO支援のほか、大企業に対する各種支援も手掛けている。
- 資金投資
- 経営支援(ノウハウ・人材)
- 事業開発支援
- IPO支援
- M&A支援
- カーブアウト/MBO
グロービス・キャピタル・パートナーズの求める人物像
・ベンチャー業界とその企業育成に情熱を持つ人
・高度なロジカル思考を持つ人
・好奇心と想像力が旺盛な人
・リーダーシップがある人
・セルフスターター
グロービス・キャピタル・パートナーズでのキャリアパス
グロービス・キャピタル・パートナーズでは、開拓から経営支援、事業拡大、IPO-Exitまで、すべての行程を担当する。その中で各フェーズに必要とされる能力を磨き、鍛えられる環境がある。いうまでもなく、経験できる範囲が広い。裁量度は高く、失敗も含めて、密な経験とキャリアを積んでいける。
グロービス・キャピタル・パートナーズのトレーニング
グロービス・キャピタル・パートナーズでは、先輩のキャピタリストと一緒に動くスタイルが浸透している。共に動く先輩は固定ではなく、異なるタイプの先輩に付いて、それぞれからノウハウやワザを取り込める。その繰り返しの中で、自分のキャピタリストとしての「型」を確立していける仕組みがある。
グロービス・キャピタル・パートナーズの社員の声
グロービス・キャピタル・パートナーズは、投資活動をリードするだけでなく、投資先企業の経営に深く入り込んで成長を支援する。継続的に起業家と深く関わり、難しい課題解決に伴走する中で築かれていく関係性も、GCPで活動する魅力ややりがいに繋がっている。
一番大きな違いは、伴走者としてハンズオンで経営に入っていくということだと考えています。これができるVCは非常に少ないのが現状です。投資するときはほぼすべてのケースでリード投資家となり、他の投資家とも交渉しながら、そのラウンドを取りまとめて投資を行ないます。その後、担当キャピタリストが社外取締役として投資先の会社に入り、株主の立場で経営をモニタリングすると同時に、もっともっと成長するようにハンズオンで支援していきます。
https://www.globiscapital.co.jp/ja/interviews/interview005/より引用
グロービス・キャピタル・パートナーズには、20年以上をかけて培われた経験、知見やノウハウがある。起業した組織が継続的に発展するためのナレッジを、後進メンバーに伝え、サポートする仕組みも確立されている。VC組織としてだけでなく、プロ意識の高い優秀なキャピタリストが集まっている点が魅力という声もある。
仕事の進め方や物事の捉え方など、これまでの20年で先代がつくってきた有形・無形の経験を蓄積して、後進へと伝えていく。そのやり方を、私たちは知っているということです。起業家に寄り添い、投資先の経営に主体的にかかわる「ハンズオン型」のVCとしての特性を活かしながら、継続性を持って組織が発展していくためのナレッジを持っているというのは、他社と比較したときの確かな違いだと思いますね。
https://www.globiscapital.co.jp/ja/interviews/interview004/より引用
20年以上の歴史と積み重ねてきた信頼というのは、非常に大きな違いだと思います。ただ、突き詰めて考えてみると、歴史や信頼を積み重ねてきた一人ひとりのキャピタリストに他社との違いがあるのかなと思いますね。
各自それぞれに個性があり、芸風も異なるわけですが、一人ひとりがとてもプロフェッショナルなんです。常にプロフェッショナルであろうとしているのはもちろん、一度投資をすると決めたら、徹底的にコミットして成長を支援する。プロセスは山あり谷ありですが、たとえうまくいっていないときであってもどうにかしてその局面を打破してしまう。そういう粒ぞろいのプロが揃っているところが、GCPなのだと思います。もちろん、他社にも非常に優秀なキャピタリストの方がいらっしゃいます。ただ、GCPの場合は平均値が非常に高いというか、全員がもれなくプロフェッショナルだな、という感覚がありますね。
https://www.globiscapital.co.jp/ja/interviews/interview002/より引用