モニター デロイト Deloitte Tohmatsu Consulting LLC
モニター デロイト HPより
企業について
モニター デロイトは、デロイトグループのグローバルな戦略コンサルティングプラクティスである。
前身であるモニターグループは、1983年にマイケル・E・ポーターやトム・コープランドらハーバード・ビジネススクールの教授陣により設立された、世界的な戦略コンサルティングファーム。
モニターグループは2013年にデロイトグループに買収され、現在はモニター デロイトとして戦略コンサルティングプラクティスを担う。
世界最大のプロフェッショナルファームであるデロイトグループが持つ、広範な専門性やネットワークとのシナジーを発揮し、世界20カ国で戦略コンサルティングサービスを提供している。
日本での展開
日本では、2018年よりデロイト トーマツ コンサルティングの戦略コンサルティング部門として業務を開始。「ポスト資本主義時代の戦略リーダー」、「非連続な成長をもたらす変革ドライバー」、「経営変革リーダーを創る、真のパートナー」という3つの提供価値をエッジとして掲げている。
クロスボーダー案件、国の競争戦略策定、モニターキャピタルによるファンド事業、エグゼクティブ向け教育など、戦略コンサルティングにとどまらない幅広いサービスを提供しているのが大きな特徴。
インダストリーとしては製薬や消費財等の業界に強く、テーマでは成長戦略やマーケティング等が多い。
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代表者佐瀬 真人
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設立1993年4月
※モニターデロイトはデロイト トーマツ コンサルティングの戦略部門として2018年6月より業務を開始 -
所在地東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
モニター デロイトの理念
デロイト トーマツ グループ 経営理念
Fairness to society
経済社会の公正を守り率先してその発展に貢献する
Innovation for clients
クライアントの期待を超える知的専門サービスを総合的に提供する
Talent of people
各人の個性を尊重し能力を発揮できる生きがいのある場を創りだす
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/about-deloitte-japan/mgmtpolicy.htmlより引用
モニター デロイトの沿革
- 1983年
- 米国マサチューセッツ州ケンブリッジにて、マイケル・E・ポーターやトム・コープランドらハーバード・ビジネススクールの教授陣により設立される。モニター・グループとして、戦略コンサルティングサービスを展開
- 2013年
- デロイトグループにより買収される。モニターグループの約1,200人の人員と業務はデロイトグループに引き継がれ、モニター デロイトとして新たに戦略コンサルティングサービスの提供を開始
- 2018年
- デロイト トーマツ コンサルティングの戦略コンサルティング部門として日本での業務を開始
モニター デロイトのサービス
インダストリー
- 自動車、製造業
- コンシューマープロダクツ
- ライフサイエンス&ヘルスケア
- 金融
- 電機/通信/メディア
- エネルギー/インフラ
- 官公庁
ファンクション
- Strategic Transformation
- Organic Growth
- Business Design and Configuration
- Strategic Sensing and Insight Services
- Innovation&Ventures
- CSV / Sustainability Strategy
- Analytics / Digital Strategy
- M&A Strategy
- Strategy-Centric M&A Deal Execution
- PMI for Growth
- Strategic Reorganization
- Technology-based M&A & Transformation
モニター デロイトの求める人物像
基本要件(共通要件)
戦略コンサルタントに求められる基本的な資質として、ロジカルシンキングスキルや着眼点の鋭さ、筋の良いビジネスモデルの構想力を有していることが前提となる。
グローバル案件へのアサイン機会が多いため、高いレベルの語学力が求められる。英語についてはバイリンガルが望ましいが、最低限の英語力は応募の必須条件。
マインド面では、積極性、協調性に加え、根気、粘り強さ、タフさ、更には泥臭い仕事も厭わない覚悟など、セルフスターターとしてのマインドセットが重視される。
求める人物像
モニター デロイトが扱うプロジェクトは、伝統的な戦略コンサルティングだけにとどまらない。国際機関・官公庁・産業界とのエコシステム形成や最新テクノロジーの活用など、先端的なプロジェクトへのアサイン機会も豊富に存在する。
そのため、論理的思考力やリーダーシップに加え、新しい領域へのチャレンジ精神を持った人材が歓迎される。
望まれる経験(推奨)
戦略コンサルタントとして経験や、事業会社での経営企画等の業務経験を有していることが望ましい。
戦略コンサルや経営企画の経験以外にも、国際機関やNGOでの経験や起業、M&A、省庁勤務、アナリティクスなど、多種多様なバックグラウンドを活かせるアサイン機会が豊富にある。
モニター デロイトでのキャリアパス
ビジネスアナリストからパートナー/ディレクターまで6つのランクが存在。
新卒者はビジネスアナリストからキャリアをスタートする。キャリア採用の場合は、前職での経験に基づきランクが決定される。
- ビジネスアナリスト
- コンサルタント
- シニアコンサルタント
- マネージャー
- シニアマネージャー
- パートナー/ディレクター
コンサルタントの成長モデルとして「アワーグラス・モデル」というプログラムを取り入れている。これは、早期に専門分野を絞るのではなく、まずは広範囲の経験・スキルを積み、シニアマネージャーにプロモーションする頃までに、複数分野で活躍できる専門性を身につけることを目指すプログラムである。
最高位となるパートナー/ディレクターは、卓越したビジネス知見をもとに幅広いプロジェクトマネジメントを行い、社会に大きなインパクトを与えるコンサルティングを展開。
パートナー/ディレクターにプロモーションするまでの過程で、モニター デロイトのコンサルタントはマネジメントスキルやリーダーシップが高度に要求される役割を経験し、クライアントサービスに必要なビジネス能力を鍛え上げていく。
各コンサルタントにはカウンセラーが付き、自身のキャリアプランについて相談、アドバイスを受けながら、次の職位への昇進を目指すことになる。
モニター デロイトのトレーニング
モニター デロイトにおけるトレーニングの機会は、実際のプロジェクトを通じたOJTと、研修等を通じたOFF-JTにより提供される。
OJT
各コンサルタントは、アサインされたプロジェクトの中で期待される役割や成長目標を提示され、それに基づいてプロジェクト終了時に評価のフィードバックが行われる。
また、終了時の評価だけでなく、日々のコンサルティングワークの中で行われるレビューや上位者による指導育成も、非常に重要なトレーニング機会として捉えられている。
OFF-JT
体系的な研修プログラムが提供されている。コンサルティングスキルや業界知識を、各ランクのレベルに応じて身につけていくことができる。
コンサルタントとしての総合力育成
- 入社時トレーニング:入社後のランクに求められるコアスキルを習得するためのプログラム
- グローバルトレーニング:世界で活躍できるグローバル人材育成を目指す、デロイトグローバルが提供するプログラム
- 基礎・開発トレーニング(ランク別):スタッフ層向けの、コンサルの基本スキルを習得するためのプログラム
各階層で必要なスキル・コンピテンシー等の習得
- 階層別トレーニング(ランク別):昇格後のランクに求められるコアスキルの習得を図るプログラム
コンサルタントとしての専門性の獲得
- 分野別トレーニング:専門性を高めるための各分野におけるトピック、方法論等の習得を図るプログラム
モニター デロイトのコンサルタントは、このようなOJT とOFF-JTの両輪を回していくことでプロフェッショナルとして成長していく。
モニター デロイトの社員の声
デロイトグループとしての組織力、連携力を活かした総合的なソリューションを提供できる環境を魅力として挙げる社員は多い。
他ユニットのメンバーとチームを組むことで、それぞれの知見を組み合わせた総合的なソリューションをクライアントに提供できる。そんなプロフェッショナルチームの一員として寄与できる実感を味わえることは最高に楽しいです。
https://dtccareers.tohmatsu.co.jp/people/peoples/c1/index.htmlより引用
監査法人や税理士法人との連携がし易く、様々な視点(幅広いアセットの活用)とアジア地域を中心とする豊富な駐在員メンバーとの連携でクライアントの課題に対して対応することが出来、またその過程を通じて自分自身も知識・知見を習得することが出来ます。
https://dtccareers.tohmatsu.co.jp/people/peoples/c5/index.htmlより引用
在籍するコンサルタントの成果へのコミットメントは非常に強く、プロフェッショナルとして鍛えられる環境がある。
クライアントは最初からコンサルタントを信用してくれるわけではありません。ひたすら、クライアントのためなら「何でもする」という強い意志を持って働くことで、自然と「仲間」と認めてもらえるようになります。その粘り強さ、地道な活動こそが、コンサルタントとしてのプロ意識の高さであり、DTCの強みです。
https://dtccareers.tohmatsu.co.jp/people/peoples/c4/index.htmlより引用
年齢・性別・国籍等を問わず「成果を出せるのか」という点を問われる厳しい環境の中で切磋琢磨することで、自らのスキルも磨かれていくことになります。
https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/people/peoples/p1/index.htmlより引用
世界各国のデロイトのコンサルタントとの連携、交流も盛んであり、グローバル人材としての成長機会も豊富。
グローバルプロジェクトの多さもDTCの特筆すべき点と言えるでしょう。海外のDeloitteメンバーとの協働チームを組成し、多様なスキルとバッ クグラウンドを持つメンバーと働く経験を積むこともできます。
https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/people/peoples/p1/index.htmlより引用
従来型のコンサルティングにとどまらず、新しい領域へのチャレンジ精神を魅力として捉える社員もいる。
入社後の実感としては、VRといった先端技術と組み合わせたアプローチにも挑戦することができる等、新たなチャレンジに前向きな組織だなということです。
https://dtccareers.tohmatsu.co.jp/people/peoples/o3/index.htmlより引用
元々グローバルの先進事例や最先端のIT案件等を志向していましたが、クラウド技術を使ったエンタープライズレベルでのシステム導入を行ったことがきっかけで、所属ユニットや協業する社内のユニットでの認知度が上がり、そこからグローバルでクラウドビジネスを展開しているDeloitteのコンサルティングプラクティスのネットワークへと広がりを見せたことで、様々な革新的な技術や取組みに触れる機会が増えました。
これらは、全て組織として新たな取組みに対してそれらを後押しする環境があったからだと考えています。https://dtccareers.tohmatsu.co.jp/people/peoples/c6/index.htmlより引用
モニター デロイトの社会貢献・ESG
WorldClass
WorldClassとは、2030年までに教育・スキル開発・機会創出の3分野において、全世界で5千万人にポジティブなインパクトを及ぼすことを目指す、デロイトのグローバルな取り組み。
WorldClassの一環として、デロイト トーマツ グループでも2030年までに200万人の人々に対してインパクトを及ぼすべく、取り組みを推進している。
一例として、地域を牽引する経営者人材の育成を通した、震災エリアの復興支援などの活動を行っている。