マッキンゼー・アンド・カンパニー
– Social Sector, Healthcare, and Public Sector Entities (SHaPE)
McKinsey & Company
企業について
マッキンゼー・アンド・カンパニー HPより
マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)は、世界トップレベルの外資系戦略コンサルティングファーム。1926年にジェームズ・O・マッキンゼーにより米国にて設立された。米国、欧州、アジア、南米、東欧など世界65カ国、130を超える拠点を構え、全世界の様々な業種、業界を対象に、各企業のトップマネジメントが直面する経営課題解決とその実行支援を手がける。現在30,000人以上のコンサルタントが在籍、その国籍は100以上(2021年現在)に及ぶ。世界でも圧倒的なプレゼンスを誇るグローバルコンサルティングファームである。
日本(東京)支社は1971年にアジア初の拠点として設立された。設立50年となった2021年には、日本のトップ30社の実に80%の支援を手掛けている。
「One Firm(一つの組織)」を理念に掲げ、すべてのコンサルタントがひとつのバリューを共有する姿勢を徹底。企業戦略、組織変革、事業部戦略、M&Aなど、経営に関わるあらゆる課題に対して質の高いソリューションを提供している。近年はデジタルやサスティナビリティにも注力している。
同社のサービスは、以下17のインダストリーと8のファンクションから構成されている。
インダストリー
- 先端エレクトロニクス・半導体
- 自動車・産業機械
- 化学・農業
- 消費財
- 電力・ガス
- エンジニアリング・建設・建材
- 金融サービス
- ヘルスケアシステム・サービス
- ライフサイエンス
- 金属・鉱業
- 石油・ガス
- 紙・板紙製品・包装材
- プライベートエクイティ・プリンシパルインベスター
- パブリックセクター
- 小売
- テクノロジー・メディア・通信
- トラベル・運輸・インフラ
ファンクション
- デジタル
- グロース・マーケティング・アンド・セールス
- Leap by McKinsey (新規事業立案)
- オペレーション
- 人材・組織・パフォーマンス
- 戦略・コーポレートファイナンス
- サステナビリティ
- 企業変革
ここでは、特に多くの社会課題解決を手掛けるSHaPEについて紹介する。
SHaPE
SHaPE (Social Sector, Healthcare, and Public Sector Entities)は、ソーシャルセクターとヘルスケア、パブリックセクターを横断するグループで、マッキンゼーの中でも飛躍的に成長している領域である。個々人の生命と経済活動、健康をより良いものにし、安全で公正な社会を形成、確率することをミッションとする。
事業としては、公共部門のクライアントに専念し、政策実現と課題解決に焦点を当てているのが特長。高度な分析とUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン思考、予測に基づくプロダクト開発と、それによるイノベーション促進を目指している。複雑な政策や戦略に対し、成果を創出、維持するための様々な仕組みをクライアントとの協働により構築、公共領域における大幅な変化をデザインする。
マッキンゼーの社会課題への取り組み
「持続可能で包括的な成長を加速させる」というマッキンゼーのコミットメントの一環として、2030年までに20億ドルを社会的責任のための取り組みに充当するとしている。その一環として、社員の能力と専門性を最大の資源とする大規模なプロボノ活動を推進、地域社会への還元を目指している。
世界でも喫緊の課題に取り組み、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進するNPOや組織・団体とも連携しており、2021年に支援したこれらの組織は3900にも及ぶ。
求める人物像
世界トップクラスの難関ファームであるマッキンゼーで求められる要件は高い。
MBA、或いは一流大学の大学院レベルの学位を取得していることが望ましいとされる。素養としては、傑出した思慮深さと分析スキルを兼ね備え、分析内容を提案に落とし込む能力が求められる。もしくはコンサルティングのプロジェクトの実務経験が必要とされる。
特にSHaPEでは、公共分野に関する改革、あるいは公共部門のコンサルティングプロジェクト実務経験が複数年以上ある人が歓迎される。
尚、英語力も必須であり、基本的にビジネスレベル以上の英語力が求められる。
レポート
マッキンゼー HPより
マッキンゼーによるESG、カーボンニュートラル関連のレポートをいくつか以下に紹介する。
※マッキンゼー・アンド・カンパニーの概要、理念、サービス等の詳細な企業情報はこちらをご覧ください。