EYストラテジー・アンド・コンサルティング
– ストラテジックインパクトユニット(SIU)
EY Strategy and Consulting
企業について
EYストラテジー・アンド・コンサルティング HPより
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)は、世界4大会計事務所(Big 4)の一角であるアーンスト・アンド・ヤング(EY)の日本のメンバーファームである。他メンバーファームとの事業統合を経て、2020年10月に設立された。
EYSCは、EY Japanにおけるコンサルティングラインを担っている。
「企業の長期的な価値創造のために、どのような経営戦略を描き、成長・発展を遂げていくべきか」を共に考え、実行し、目標の達成に貢献する、信頼されるビジネスパートナーとなることを標榜している。
EYが持つ全てのリソースを駆使して、クライアントが対応能力を高め、成長を遂げ、より多くの利益を上げられるように支援する。
EYの多様な専門家や、世界150カ国以上の国と地域、36万人以上のメンバーとのコラボレーションにより、ストラテジーからエグゼキューション(M&A)、ストラテジーからトランスフォーメーションをワンストップでサポートできるのが特徴となっている。
EYSCのコンサルティングサービスは、ストラテジー・アンド・トランスフォーメーション、M&A、テクノロジー、ピープル、リスクの5つの領域と、テクノロジー/メディア・エンターテインメント/テレコム、公共・社会インフラ、医薬・医療、自動車・モビリティ・運輸・航空宇宙・製造・化学、消費財・小売流通、プライベート・エクイティ、エネルギー、金融サービスの8つのセクター、ジャパン アウトバウンド ビジネス、データサイエンス、ストラテジックインパクトの3つのクロスセクターから成る。
ここではその中でもSIU (ストラテジック・インパクト・ユニット) について記載する。
SIU (ストラテジック・インパクト・ユニット)
EYSC SIU (ストラテジック・インパクト・ユニット) HPより
ストラテジックインパクトでは、「プロジェクトの枠」に留まらず、社会的インパクトの大きさに重点をおいて活動している。激変する環境下において、国家戦略のアドバイザーを擁するトップコンサルタントチームが解を構想して、日本企業の成長に不可欠な社会変革を自ら主導する。
ストラテジックインパクトとは、安全保障、サイバーセキュリティ、経済、環境、金融などの領域において、長期的で俯瞰的な視野から特定した課題を解決するため、米中冷戦や気候変動などのマクロ環境の変化を織り込んだ社会的構造変化を促す活動を行っているチームである。
ストラテジックインパクトには現在下記4つのチームが存在する。
- Geoeconomics Strategy
- ESG Economics Strategy
- Smart Society Strategy
- Data Driven Re-Design Strategy
プロジェクト事例
SIUでは、数ある社会課題の中でも以下のようなプロジェクトに取り組んでいる。
- 経済安全保障
- サイバーセキュリティ
- ESG投資政策
- サステナビリティ経営コンサルティング
- ブロックチェーン/フィンテック政策
- 地方創生
- 観光戦略
- データ利活用・プラットフォーム戦略
その他の社会課題への取り組みについて
【JH2Aに参画:脱炭素のための水素社会成立】
EYジャパンは、水素分野のグローバルな連携や水素サプライチェーンの形成を推進する団体「水素バリューチェーン推進協議会(英語名:Japan Hydrogen Association 以下、JH2A)」の取り組みに参画、同協議会の活動を通じて脱炭素に向けた水素社会成立への貢献による価値創造を目指している。
【インフラの劣化予測】
EYSCは、EY新日本有限責任監査法人、Fracta(米国)、Fracta Japan株式会社と共に、国土交通省の令和3年度下水道応用研究に採択された「AIによる下水道管路破損予測、財政効果の見える化ならびにストックマネジメント、アセットマネジメントの高度化に関する調査業務」を共同実施している。これは日本国内初となる試みである。
日本の下水道施設では、下水道管の老朽化に伴う陥没事故の発生や、将来の更新費用増大が課題となっており、劣化状況の把握や下水道管の更新計画の立案、投資費用の削減が急務である。
そこで滋賀県大津市企業局の協力を得て、日本初となるAI(人工知能)・機械学習を活用した下水道管の劣化予測技術の確立を目指すとともに、今後の更新費用が財政に与える影響について可視化の検討を行った。
EYの公共インフラセクターでの知見や財務会計に関する専門性とFracta社のテクノロジーを連携させたこの下水道管の劣化予測実証は、効率的な事業実施につながる結果を得ており、製品化、社会実装が待たれている。
求める人物像
EYSCでは、コンサルタントの素養として論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション能力を備えていることが必要とされる。
また、経験として、コンサルティングファームでの実務経験や事業会社での経営企画、事業開発、業務改革等の実務経験が求められる。
言語能力として、ネイティブレベルまたはビジネスレベル以上の日本語能力が必須とされ、歓迎要件としてビジネスレベル以上の英語力が挙げられる。
レポート
EYSC SIU (ストラテジック・インパクト・ユニット) HPより
SIU (ストラテジック・インパクト・ユニット)の発表してる、気候変動や地歩創生などの社会課題解決に関わるレポートを一部以下に紹介する。
気候変動
- この1年に何が変わり、企業は何を検討すべきか ー 気候変動を取り巻く最新動向を踏まえ、企業経営に求められる姿勢とは ー
- 気候変動が迫る経営変革―企業に求められる4つの方針
- 気候変動に備えるため企業に必要なシナリオとは
- 水素エネルギーの灯が照らす未来
地方創生
その他
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