スノーピーク Snow Peak, Inc.
スノーピーク HPより
企業について
株式会社スノーピークは日本を代表するアウトドア・ブランドを展開する老舗企業。アウトドア製品やアパレル製品の開発、製造、販売や、グランピング事業や地方創生事業などを行っている。
1958年に、山井幸雄氏が「本当に欲しいものは自分でつくる」を理念に、金物問屋を基点に事業を創業。現在ではアジアや米国等に現地法人を設立して世界的に事業を展開するグローバル企業である。
現会長兼社長は創業者の息子の山井太氏が務める。2014年に本格始動したアパレル事業は、アパレル領域にアウトドア要素を融合したハイブランド路線のサービスとして熱狂的ファンを数多く抱える。
ブランドのファンとのコミュニケーションを重視した事業運営にも注力しており、定期的に開催するアウトドアのイベントは毎回すぐに予約が埋まるほどの大盛況を誇る。
昨今のコロナ禍の影響で密回避や換気の点からもアウトドアが注目を集めており、その需要の高さから増収増益を成し遂げ、投資家からも大きな注目を集めている。
アウトドア経験者、アウトドア好きの社員が多く、顧客に実体験をベースにしたサービスを提供できることが同社の強み。
障がい者就労支援事業や地方創生事業も展開するなど、非常に社会貢献性の高い事業展開もしており、同社の成長性の高さに内外から注目が集まっている。
特に地元の新潟県三条市では、まち全体の中小零細企業とも連携して地方創生を担い、地元の名士的な地位も確立している。
リモート勤務が可能なほか、本社オフィスはフリーアドレス、筋トレマシーンを設置して業務中に自由にトレーニングを出来るようにするなど、働き方や従業員の健康管理、福利厚生にも力を入れている。
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代表者会長兼社長 山井 太 /副社長 高井 文寛
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設立1958年7月
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所在地新潟県三条市中野原456
スノーピークの理念
Mission Statement
The Snow Peak Way
私達スノーピークは、一人一人の主体性が最も重要であると自覚し、
同じ目標を共有する真の信頼で力を合わせ、
自然指向のライフバリューを提案し実現するグローバルリーダーになろう。
私達は、常に進化し、革新を起こし、時代の流れを変えていきます。
私達は、自らもユーザーであるという立場で考え、
お互いが感動できる体験価値を提供します。
私達は、地球上全てのものに良い影響を与えます。
スノーピークの沿革
- 1958年
- 山井幸雄商店 設立
- 1963年
- スノーピークの商標登録を実施
- 1964年
- 有限会社山井商店を設立し同社を法人化
釣り具業界に参入し事業領域を拡大 - 1971年
- 株式会社ヤマコウに組織変更
- 1992年
- 創業者山井幸雄氏の逝去を機に山井トキ氏が社長に就任
- 1995年
- 大阪に営業所を設立
- 1996年
- 山井太氏が代表取締役社長に就任し、社名を株式会社スノーピークに変更
フライフィッシングに事業領域を拡大
米国のオレゴン州に拠点を設立、米国での販売をスタート - 1988年
- ユーザー参加型イベントSnow Peak Wayをスタート
- 2008年
- Snow Peak Korea, Incを大韓民国に設立
- 2012年
- 障がい者就労支援事業をスタートするため、 株式会社スノーピークウェルを設立
- 2014年
- 東京証券取引所マザーズ市場に上場
- 2015年
- 東証一部に市場変更
- 2016年
- 株式会社スノーピークビジネスソリューションズを設立し、キャンピングオフィス事業を推進
- 2017年
- 株式会社スノーピークグランピング設立
株式会社スノーピーク地方創生コンサルティングを設立し、地方創生に関するコンサルティング業務をスタート - 2019年
- Snow Peak USA, Inc.を米国に設立
- 2020年
- 山井梨沙氏が代表取締役社長に就任
- 2021年
- 株式会社スノーピーク、株式会社ティムコ、株式会社アイビック、アイビック食品株式会社の4社により、株式会社キャンパーズアンドアングラーズを設立
- 2022年
- 山井太氏が代表取締役会長兼社長に、高井文寛氏が副社長に就任
スノーピークのサービス
アウトドア関連事業として以下サービスを展開
- アウトドア製品の開発・製造・販売
- アパレル製品の開発・製造・販売
- アーバンアウトドア事業
- キャンピングオフィス事業
- 地方創生事業
- グランピング事業
スノーピークの求める人物像
コアなファンとのコミュニケーションを重視したハイブランド戦略をとっているため、アウトドアに対する興味・関心を持っていることが前提として挙げられる。
また、同社のミッションや経営理念への共感と、その実現のために貢献できる人物であること、「何故スノーピークで働きたいのか」という志望動機を明確に持ち、目的を持って主体的に働くことができる人物、これまでの経験や知見を同社で活かし即戦力として活躍できる人物が歓迎されている。
スノーピークの社会貢献・ESG
アウトドア製品を扱う企業として、また「社員は誰もがキャンパーである」企業として自然との共生を大きなテーマとしている。
同社主要拠点や直営キャンプフィールドでのCO2排出量ゼロを目標に、使用電力の自然エネルギーへの転換を図っている。SDGsの観点からも環境問題対策に貢献している。
また、2003年よりコンサベーション・アライアンス・ジャパン(アウトドア業界各社が得た利益の一部を自然環境保護のために還元することを目的とする一般社団法人)へ、2019年よりGreen Down Project(国内で羽毛のリサイクル・循環の仕組みを確立、普及を目指す一般社団法人)へ参画するほか、環境省と国立公園オフィシャルパートナーシップ契約を締結するなど、環境に対する様々な取り組みを行っている。
さらに同社独自取り組みとして、Snow Peak Green Programを運用している。これは同社会員ユーザーがいくつかの特定の同社製品を購入する度に、その売り上げの一部を一般社団法人フォレストック協会を通じて、日本の森林を守る活動に充てるプログラムである。