ビービット beBit, Inc
ビービット HPより
企業について
株式会社ビービットは、徹底した顧客心理分析に基づき、ユーザ視点を重視したマーケティングコンサルティング、ソフトウェア開発などを行う企業である。
ユーザがウェブサイトを利用する様子を観察する「ユーザ行動観察調査」を繰り返し、ユーザ心理と具体的行動との関連性を抽出することによって、ビジネス成果を最大化させる点が大きな特長である。
効果測定の結果をすべて数値化できるデジタルマーケティングの強みを活かし、独自の効果測定ツール「ウェブアンテナ」の開発、提供も行っている。
会社設立は2000年。代表取締役の遠藤直紀が、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を退社し、仲間数人と共に起業した。
登記した住所は遠藤の自宅で、オフィスも間借りした机1つだけ、というスタートだった。
社名のビービット・beBitは、「“bit”という最小単位の事象を大切にする存在になろう(be)」という意味を表している。
設立当時、まだ日本にはあまり浸透していなかったユーザビリティという概念や、ユーザ行動分析に基づいたウェブサイト開発手法などにいち早く着目することで、企業からのインターネットコンサルティングを受注し始める。
会社設立の翌年に書籍『ウェブ・ユーザビリティルールブック』を出版したことで依頼が増加。
2006年には、Webに携わる人間の必読書と言われた『ユーザー中心ウェブサイト戦略~仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践~』を出版(2013年に『ユーザー中心ウェブビジネス戦略~顧客心理をとらえ成果を上げるプロセスと理念~』として改題・大幅リライト)。
国内におけるWebユーザビリティ第一人者の地歩を確立し、業種を問わずさまざまな大手企業の課題解決、成果拡大を実現し、現在に至っている。
ビービットの「ユーザ中心コンサルティング」は、下記の5ステップで構成されている。
- 現状調査(ユーザ中心リサーチ)
- 戦略/方針の策定
- 設計/デザイン/制作
- 効果検証~改善
- 戦略/方針の修正
どのステップにおいても共通する点は、机上のマーケティング理論によらず、ユーザの実態をリアルに把握し、分析、仮説構築、検証を繰り返すことで、ユーザの具体的行動に結びつく成果を導き出すことである。
そのためビービットでは、ユーザと1対1で行動を観察するユーザビリティテスト(個別ユーザ行動観察・ヒアリング手法)を、年間1,000名を越える規模で実施し、そこで得られた膨大な知見をコンサルティング業務に活用している。
ビービットは現在、東京のほかに台北と上海にもオフィスを構えている。
上海と台北のオフィスを拠点に、日本内外企業の東アジアでのWeb活用支援を強力に展開している。
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代表者遠藤 直紀
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設立2000年3月15日
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所在地〒100-0004
東京都千代田区大手町2-2-1
新大手町ビル10階
News & Topics
ビービットの理念
ビービットの理念を以下に引く。
PHILOSOPHY
人間の心理や行動特性を探求することで、
真に役に立つ製品、サービス、
またそれらを支える仕組みを創出し、
豊かな社会の実現に貢献するMISSION
誰かの役に立ちたいと考えている人が、
真に役に立てるように、
我々はユーザ中心の方法論の実践を通じて、
クライアントを成功へと導くVISION
役に立つことがビジネスの主目的となった、
1兆スマイル社会使い手に対する想いのこもったサービスや商品に溢れていて、
とても心地が良く生活ができる。働くことで誰かの役に立っている実感があり、
働く意義、生きる意義が見いだせている。企業は、お客さまの役に立った結果として利益を上げ、
さらなる価値提供を目指している。仕事の形が一人ひとりの人格となって、それが広がって文化となり、
お互いに助けあったり、支えあったりすることが当然の社会となっている。ビービットで働く仲間は、自分たちが理想と掲げる社会の実現を通じて、
物心両面の満足を得ている。
ビービットの沿革
- 2000年
- 設立
- 2001年
- 「ウェブ・ユーザビリティルールブック―顧客を増やすサイト設計」出版
- 2006年
- 「ユーザ中心ウェブサイト戦略ー仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践」出版
- 2011年
- 台北オフィス設立
- 2013年
- 上海オフィス設立
- 「ユーザ中心ウェブビジネス戦略ー顧客心理をとらえ成果を上げるプロセスと理念」出版
- 2015年
- 「売上につながる『顧客ロイヤルティ戦略』入門」出版
- 2018年
- 株式会社トライディア(AI・ビッグデータ解析ベンチャー)を子会社化
- 2019年
- 「アフターデジタルーオフラインのない時代に生き残る」
- 2020年
- 「アフターデジタル2ーUXと自由」出版
ビービットのサービス
- UXデザインコンサルティング
- UXグロースハック支援サービス
- 広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」の開発・提供
ビービットの求める人物像
ビービットは求める人物像として、以下の4つを挙げている。
人間中心の社会実現に貢献したい挑戦意欲のある者
ビービットは、人間心理や行動特性を踏まえ、ユーザの振る舞いを先読みする「人間中心設計」を標榜している。
したがって「人間中心設計」の価値を認識し、果敢に挑戦して社会貢献したいという意欲のある者でなければならない。
自らの価値を常に問い続け、成長できる者
自分の存在価値を問い続け、役割・行動に責任を持つことのできる者。
また自ら課題を発見し、解決に取り組む成長意欲を持つ者。
柔軟かつ本質的な志向ができる者
サイトや製品を使うユーザや、クライアントなど、相手の立場に立ち、異なる意見にも真摯に耳を傾ける柔軟性と、本質をとらえる深い洞察力を持つ者。
チームワークを重んじ、調和を図れる者
ビービットの商品は「知識」である。
知識・情報を共有し、コラボレートする集団の一員として、チームワークを重んじる人材であること。
そしてチーム、クライアント、ユーザらの間に立ち、調和やバランスを考慮して、人間中心の視点から解決へと導く力量のある者が求められている。
ビービットでのキャリアパス
ビービットの社員評価は、成果、業務への貢献度のほか、「知識企業」として知識の蓄積・共有や、個人的な成長度合いも指標として採り入れている。
報酬はこれらの評価と完全に連動した実力主義で、年齢・在籍期間・学歴等に左右されることはない。
キャリアパスのステップとしては、スタートステップの「メンバー」、次いで各職種における「リーダー」、「マネージャー」、そして最終ステップの「パートナー」までの4ステップが用意されている。
ビービットのトレーニング
入社前研修のほか、週に1度社内スクールが開催される。
ビービットの関連書籍
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ユーザ中心ウェブサイト戦略
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ユーザ中心ウェブビジネス戦略
-
売上につながる「顧客ロイヤルティ戦略」入門
-
顧客を観よ-金融デジタルマーケティングの新標準
-
アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る
-
アフターデジタル2 UXと自由