タワーズワトソン Willis Towers Watson PLC
タワーズワトソン HPより
企業について
タワーズワトソンは、2014年現在、130年以上の歴史を持ち、全世界に約15,000人の社員を擁するグローバルな組織・人事コンサルティングファーム。
報酬制度、福利厚生制度、タレントマネジメント、リスク及び資本管理などを主要サービス領域とし、世界約30カ国に100以上の拠点を持つ。
2010年にワトソンワイアットとタワーズペリンが合併、現在のタワーズワトソンとなった。
タワーズペリンの東京支店は1984年に開設されており、日本においても30年ほどの歴史を有している。
人事コンサルティングや報酬コンサルティングにおいては、クラウドベースの統合人材・報酬管理パッケージソフト「Talent|REWARD」により、人事機能再編やタレントマネジメント、報酬マネジメントの高次化等を総合的に解決する体制を整えている。
また経営者報酬(役員報酬)コンサルティングは、1997年より日本での活動を開始し、パイオニア的存在と目されている。
2001年以降は、日本の大手企業約200社への経営者報酬調査を毎年実施している。
資産運用サービスを提供するインベスト部門の日本拠点は1990年に開設。
国内の資産運用コンサルティングの草分け的存在とされている。
2014年にはタワーズワトソン・インベストメント・サービス株式会社を設立し、年金基金を中心に機関投資家ニーズに幅広く対応している。
近年は、グローバルに事業展開する企業への支援体制を強化しており、インターナショナルコンサルティングや、グローバル企業の報酬、福利厚生、雇用慣行などの情報を提供するグローバルデータサービス、世界のベストプラクティスを活用して人事機能を適切に再編するグローバル人事機能再編サービスなどを積極的に展開している。
さらに東京オフィス約15名(2014年8月時点)とグローバルスタッフ200名強により、M&Aにおける人事デュー・デリジェンスや、経営幹部のリテンション(引き留め)、M&A後の統合マネジメント(PMI)といった、M&Aに際しての人的なリスク課題検討、問題解決等も提供。
こうしたソリューションが、人的側面からのM&A支援サービスとして近年注目を集めている。
2016年には、ウイリス・グループと合併。ウイリス・タワーズワトソンとなる。
2019年現在はウイリス ジャパン サービス、ウイリス リー ジャパン、タワーズワトソン、タワーズワトソン・インベストメント・サービスの4社が日本で展開されており、タワーズワトソンは、グローバル退職給付の制度設計、管理、債務の数理計算、グローバル人事ソリューション、データ、アドバイザリーなどのサービスを提供している。
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代表者代表取締役社長 中澤 良平
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設立2010年
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所在地東京都千代田区内幸町2-1-6
日比谷パークフロント13階
タワーズワトソンの沿革
- 1878年
- ルーベン・ワトソンがRワトソン&サンズを英国で創立
- 1934年
- タワーズ・ペリン・フォスター・アンド・クロスビーが米国フィラデルフィアで創業
- 1946年
- ワイアット社が米国で創業
- 1984年
- タワーズ・ペリン・フォスター・アンド・クロスビー東京支店が開設
- 1986年
- タワーズ・ペリン・フォスター・アンド・クロスビーがティリングハスト・ネルソン&ウォーレンと合併
- 1987年
- タワーズ・ペリン・フォスター・アンド・クロスビーがタワーズ・ペリンに社名を変更
- 1995年
- Rワトソン&サンズとワイアットが業務提携し、ワトソンワイアット設立
- 2010年
- タワーズ・ペリンとワトソンワイアットが合併し、タワーズワトソン設立
- 2014年
- 資産運運用サービスを提供するタワーズワトソン・インベストメント・サービス設立
- 2015年
- ウイリス・グループとタワーズワトソンが合併。ウイリス・タワーズワトソンとなる。
タワーズワトソンのサービス
ファンクション
- 退職給付・福利厚生
- リスク・コンサルティング
- 人材と報酬マネジメント
- 事デュー・デリジェンス
- M&A後の統合マネジメント
タワーズワトソンの求める人物像
タワーズワトソンが求める人材は、対象職種により詳細な要件は異なるが、対象職種の経験、興味を有し、さらに論理的な思考、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、高いセルフモチベーションなどを備えている者である。
グローバルな活動が求められるため、相応のビジネス英語力も必要である。
タワーズワトソンのトレーニング
タワーズワトソンは、社員への総合的な報酬(トータルリワード)の一つとして「キャリア開発の機会」を挙げており、社員の学習、成長のための機会を積極的に提供している。
タワーズワトソンの社員トレーニングで最も重視されているのは、OJTである。
業務におけるコーチング、メンタリングにより効果的な学習を重ねながら、様々なツールや情報にアクセスすることで、プロフェッショナルのネットワークに参画し、彼らと共に成長のための知識を共有することもできる。
技術スキルやコンサルティングスキル開発のトレーニングや、人脈や専門性を広げるためのコースなども提供されている。
また学習のための授業料補助や、難関試験のサポートプログラムなども用意されている。
さらに上司との共同作業であるパフォーマンス・マネジメント・プロセスによって、社員一人ひとりの希望と会社のビジネスプランの双方を視野に入れた目標を設定することができ、社員と会社が共に成長する環境作りがなされている。
タワーズワトソンの社会貢献・ESG
タワーズワトソンは環境保護に対して、有害な影響を及ぼす事態を回避するためには、予防こそが最大の解決策である、という認識を有しており、以下のような施策を実行、継続している。
- 業務水準の開発、向上
- サプライヤー、サービス提供会社のモニタリング
- 認可されたリサイクル業者の利用
- 緑化努力の一環として、アメリカンフォレストのグローバルリリーフプログラムに2,000本の樹々を寄付
また世界各地のアソシエイトに対しては、環境への取り組みや募金活動などを奨励しており、以下のような事例に取り組んでいる。
- ハビタット・フォー・ヒューマニティへの週末参加
- 乳癌早期発見募金活動
- ナショナル・メリット・スカラーシップへの寄付
- ハイチ地震や中国・四川省大地震への赤十字寄付
- マレーシアの肢体不自由者ホームへの募金募集