日立コンサルティング Hitachi Consulting Co., Ltd.
日立コンサルティング HPより
企業について
日立コンサルティングは、日立グループのコンサルティングファーム。
2002年に、日立製作所100%出資によって設立された。
1910年に日立製作所内にて設立された「ビジネスシステム開発センタ」から始まる。経営・事業改革のコンサルティングからシステム構築や運用、保守など、IT全般にわたるソリューションの提供を担っていた。
現在は、世界各拠点において4,000人規模で展開する日立コンサルティンググループの中核企業であり、コンサルティングファームならではの戦略・企画立案やマネジメント支援、ビジネスプロセスの改善を提供している。
コンサルティング対象は、製造業や流通などの「産業」、官公庁などの「公共」、保険などの「金融」、エネルギーなどの「社会インフラ」、次世代ワークスタイル改革の「ヘルスケア・健康経営」、そして業界を越えて先端のデジタルテクノロジーを活用した「IT・デジタル」の6つとなっている。
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代表者伊藤 洋三
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設立2002年7月1日
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所在地東京都千代田区麹町二丁目4番地1
日立コンサルティングの理念
Identity
日立コンサルティング・アイデンティティ
日立グループは100年の歴史の中で受け継いできた「企業理念」と「日立創業の精神」と共に、これからのあるべき姿「日立グループ・ビジョン」を定め、「日立グループ・アイデンティティ」として体系化しています。
日立コンサルティングは、この「日立グループ・アイデンティティ」に基づき、日立グループにおけるコンサルティング会社としてのMISSION、VALUES、VISIONを「日立コンサルティング・アイデンティティ」として制定しました。
私たちは社会イノベーションを推進し、皆さまと共にビジネスエコシステムを創出することで社会に貢献してまいります。
MISSION
われわれは、ビジネスの最前線で多様なパートナーとともに、社会を一歩進める駆動力となり、ビジネスエコシステムを創出することで社会に貢献する。
VALUES
和:旺盛な知的好奇心を持ち、絶えざる変化と多様性を歓迎する。
誠:常により良い解を追求し、責任をもってやり抜く。
開拓者精神:使命ある仕事を楽しみ、ともに挑戦し、ともに成長する。VISION
社会インフラの実績とITによる総合力を備える
日立グループのコンサルティングファームとして、
領域を超えた協創の先導、具現化、定着を推進する。Our Practice
1.キープレイヤーとの連携・協業の機会創出・牽引
2.最適なソリューション開発と事業プロデュース
3.新しい社会制度・ルール策定の提案・推進Our Capability
Grand Design:社会とビジネスのあるべき姿を描く事業構想
Coordination:実業ノウハウとIT・先端技術を融合・連携する実践知
Open Innovation:ビジネスの深い専門性とキープレイヤーとのネットワーク
Analytics & Insight:情報・データから新たな価値を見出す分析・洞察力https://www.hitachiconsulting.co.jp/company/identity.htmlより引用
日立コンサルティングの沿革
- 1990年
- 日立製作所内にコンサルティング部門であるビジネスシステム開発センタを設立。
- 2002年
- ビジネスとIT戦略を統合したコンサルティング会社である株式会社 エクスペリオ・ソリューションズ・ジャパン設立。
- 2003年
- 株式会社 エクスペリオ・ソリューションズ・ジャパンから、株式会社 エクサージュへ社名変更。
- 2006年
- 株式会社 エクサージュから、株式会社 日立コンサルティングへ社名変更。
- 2006年
- 株式会社 日立コンサルティングに株式会社日立製作所からビジネスソリューション事業部を統合。コンサルティング事業の中核会社として規模と業容を拡大。
- 2012年
- 陣容拡大に伴い千代田区麹町に移転。
- 2021年
- 名古屋オフィスを開設
日立コンサルティングのサービス
経営・事業戦略
- 企業理念(ミッション)や行動指針などの企業ポリシー、ブランド・コンセプトの策定
- グローバル戦略やM&A戦略の策定
- 社会イノベーションやクラウドなどの新規事業戦略
- 官公庁における政策策定のための調査、研究
業務改革
- 業務改革の計画から実行支援と社内教育
- DX・IT改革支援
- ロボティクス活用のためのコンサルティング
グローバル
- グローバル展開プロジェクトの構想策定から業務・システム両軸での実行支援
- グローバルM&Aコンサル
- グローバル業務標準化・システム展開サービス
CRM
- 顧客ニーズと企業ケイパビリティ分析
- CIS(お客様情報システム)計画や導入支援
- IoTを活用したマーケティング戦略立案
- 顧客満足度の向上と業務効率化支援の両立
働き方改革・人財活用
- HRテクノロジーによるコンサルティング
- 健康経営推進支援コンサルティング
- ワークスタイル変革のためのチェンジマネジメントコンサルティング
SDGs・サステナビリティコンサルティング
- ESG経営支援
- 人口減少、高齢化などの課題を解決する社会インフラ施策を支援
- ものづくりの最適化で持続的成長とレジリエンス強化、サステナブルな社会の実現支援
- サーキュラーエコノミー・循環型社会の実現支援
- 新技術の開発、テクノロジーの社会実装の際に生じる倫理的、法的、社会的課題への配慮を組み込んだELSIコンサル
- 人生100年時代、QoLやQWLに着目したライフスタイル変革や働き方改革を支援
- ニューノーマル時代の自動化・非接触への対応支援
- ソーシャル・インパクト創出に向けた事業開発コンサルティング
ITサービスデザイン&ITマネジメント
- ITサービスデザイン
- ITマネジメント
- ITアーキテクチャデザイン
デジタルコンサルティング
- ビジネス・サービス創出
- デジタル戦略コンサルティング
- HRテクノロジー・コンサルティング
- ヘルスケアデータ活用コンサルティング
- ドキュメンテーションテクノロジー・コンサルティング
- スマートコンテンツマネジメントコンサルティング
- 製造・物流・保守デジタル化コンサルティング
- 研究開発デジタル化コンサルティング
- 建設デジタル化コンサルティング
- 人工知能(AI)
- 業務自動化(RPA)
- ロボティクス
- ドローン
- 生体認証DX
日立コンサルティングの求める人物像
日立コンサルティングでは、「さまざまなパートナーとともに新しい価値を提供するイノベーター」を求めている。プロジェクトを推進するにあたり、関係してくるあらゆるステークホルダーに働きかけて、イノベーション実現という目標に向かって歩むためには、推進力だけでなく情熱が必要であり、この姿勢をもっとも重視している。
日立コンサルティングが求める人材像を以下に記す。
- チャレンジ精神があり、組織および個人として高い成果を出すことへ真摯に努力し、主体的に取り組める
- プロフェッショナルとして誠実かつ責任感を持って、クライアントの成功へのコミットメントとリーダーシップを発揮できる
- 論理的な思考とフレキシブルなコミュニケーションが可能で、クライアントを含めた社内外でのチームワークを重視できる
日立コンサルティングでのキャリアパス
アナリスト
上長の細かい指示やレビューをもらいながら、与えられた作業を決められた時間内で完了させることが求められるステージ。
コンサルタント
上長のレビューの対象ではあるが、主体的に行動し、与えられた担当領域の業務を完了させることが求められるステージ。
シニアコンサルタント
上長と目標を共有したうえで、チームメンバーをリードし、作業を完了させることが求められるステージ。
マネージャー
プロジェクトの目標達成に向けて、メンバーをリードする立場。
シニアマネージャー
長期的な視点でクライアントとの関係を構築し、新規案件を獲得しする立場。
シニアディレクター、ディレクター
自身で営業チャネルを開拓し、新規案件の獲得・継続を行う。10~20人単位の部をまとめ、全員が定量目標を達成できるように管理・推進する立場。
ただし、個人の能力や業績、希望によってキャリアパスが異なる場合がある。
日立コンサルティングのトレーニング
研修プログラムには、以下のようなものがある。
マネジメント研修
リーダーが担う役割、リーダーに必要な素養、振る舞い、チームビルディング、関係者との合意形成、人財育成について学ぶ研修。
コンサルティング基本研修
コンサルティングのマインド、ロジカルシンキング、コミュニケーション、ドキュメンテーション、プロジェクトマネジメントなど、コンサルタントとしての基本的なスキル・ノウハウを学ぶ研修。
コンサルティング領域別技術研修
これまで受け継がれてきたノウハウを「日立コンサルティング標準技法」として体系化。コンサルティングサービスを遂行するうえで必要となる基本的な知識・ノウハウを学ぶ「全体概説」は全社員が対象。
さらに、アナリスト・コンサルタントクラスの社員が対象となる「基本研修」では各領域のコンサルティングサービスを提供する際のガイドラインとなる手順・プロセスに沿い、必要な知識・スキルをケーススタディ・演習を通じて学ぶ。
そのほか、コンサルティングサービスの品質・価値向上に必要となるスキルや技術を実践演習で学ぶ「個別研修」も用意されている。
その他、選抜研修として、幹部や各組織から推薦された社員は、海外拠点での業務研修や、事業会社への出向、大学での委託研究などの研修も用意されている。
また、キャリア形成やプロジェクト、業務上の必要に応じて、日立グループや社外研修機関の講座を受講できる。
日立コンサルティングの社員の声
働きやすさや日立グループとしての強みを感じている社員が多い。
日立コンサルティングで働く社員の声を以下に引く。
適切な距離感で見守ってくれる先輩
入社して感じるのは、タイミングを逃さず、適度な距離感を持って接してくださる方が多いことです。例えば入社時のまだ馴染めていないときは飲みに誘い、慣れてきたけれど業務上困っていることがあるときは「大丈夫?」と声掛けをしてくれるなど、ずっと手取り足取りではなく濃淡をつけて見守ってくださっているので、働きやすさを感じますね。
https://www.hitachiconsulting.co.jp/recruit/interview/inexperienced/interview02.htmlより引用
日立グループである強み
日立製作所及びグループ会社はあらゆる企業とコネクションを保持しており、提案をするための準備を進めるうえでも全くの新規顧客とは異なる深いアプローチが可能と思います。そうした点は、日立コンサルティングの強みだと感じています。
https://www.hitachiconsulting.co.jp/recruit/interview/consulting-industry/interview01.html より引用
日立コンサルティングの社会貢献・ESG
日立コンサルティングの社会貢献活動やESG活動について紹介する。
環境貢献活動
日立グループとして、CO2排出削減や再生可能エネルギーの利用など、環境貢献に力を入れている。また、社内でも省エネやリサイクルなど、社員が環境貢献に取り組むよう啓発している。
社会貢献活動
飢餓の根本的な解決を図る活動を行っている国際的なNGO団体「ハンガー・フリー・ワールド」へプロボノ活動を実施した。この活動では、培ってきた知見や専門スキルを提供し、組織運営や事業戦略の改善に貢献した。
地域貢献活動
石川県能登半島での地方創生プロジェクトに参画した。このプロジェクトでは、地域の魅力や課題を分析して、観光や産業の振興策を提案したり、地元の学生や住民と協働してイベントやワークショップを実施した。
以上のように、日立コンサルティングは、社会貢献に積極的に取り組み、地域社会や社会全体の発展に貢献することを目指している。