インテグラル Integral Corporation
インテグラル HPより
企業について
インテグラル株式会社(以下インテグラル)はプライベート・エクイティ投資と、それに付随する経営・財務のコンサルティングや支援を行う日系の独立系投資会社。日本国内の上場企業、未公開企業を投資対象としている。
2007年9月、佐山展生氏(三井銀行(現・三井住友銀行)出身。ユニゾン・キャピタルやGCA、メザニン(ともに現GCAサヴィアングループ)の創業者のひとり)、山本礼二郎氏(三井銀行からATカーニーなど経て、ユニゾン・キャピタル、GCA、メザニンにも参画)、辺見芳弘氏(三井物産出身、ボストンコンサルティンググループを経てアディダスジャパン副社長、元東ハト代表取締役などを歴任)によって設立された。
社名である「インテグラル」とは、「積分」「積み重ね」を意味しており、投資先企業をはじめとするステークホルダーとのコミュニケーションの積み重ねによって「ハートのある信頼関係」を構築するという思いが込められている。
メンバーは、エクイティ投資やM&Aにおいて日本の市場を切り開いてきた人物、企業経営の現場をリードしてきた人物などといったプロフェッショナルによって構成されている。
インテグラルのメンバーは、投資先企業の機会や課題を深く理解することで、常にべストな選択ができるよう注力し、またメンバーが有する「最高の英知」を積み重ねることによって、長期的な視野でのエクイティ投資を実現すことを誓っている。
インテグラルの投資特徴として、期間内の投資回収を前提として経営を逆算する他の投資ファンドと異なり、独自の手法による長期的な投資を追求している点が挙げられる。
「経営と同じ目線・時間軸」で投資先企業とともに歩むことを重視しており、経営と財務の両面での支援を行っている。
投資実績
2009年より、封入封緘機の製造や販売を行う株式会社ビー・ピー・エスへの投資を開始して以降、アパレルブランドの株式会社ヨウジヤマモト、広告コンテンツ制作の株式会社ティー・ワイ・オー、不動産業界の株式会社アパマンショップホールディングスなどの日本企業へ投資している。
具体的には、資金提供のみならず、経営陣の派遣、国内外における営業基盤や店舗拡大に向けた支援、収益基盤の強化(コスト削減など)、企業統合の提案など多岐に渡る経営サポートを行っている。
【株式会社ビー・ピー・エス(B.P.S.)】
封入封緘機の製造と販売において国内50%以上のシェアを誇るB.P.S.へ、2009年より投資を開始。代取締役の派遣をはじめ、長期的な視野にたった経営支援を行う。
【株式会社ヨウジヤマモト】
世界中で高評価を得るアパレルブランドへ、2009年より投資を開始。代取締役の派遣や国内外での店舗拡大、事業基盤の強化などによって企業価値の最大化を図る。
【株式会社ティー・ワイ・オー】
2012年、広告コンテンツの総合制作会社の第三者割当による普通株式発行を引き受けた。総額13億円の成長資金を提供し、社外取締役も3名派遣。経営のみならず、財務面でも支援を行う。飛躍的な改善を実現したことで、2013年10月に保有していた株式をすべて売却した。
【株式会社アパマンショップホールディングス】
不動産のトータルサービスを目指すアパマンへ、2011年、第三者割当による優先株式発行を引き受け。総額18億円にて、有利子負債返済やウェブサイト開発やリニューアル、新規出店やアジアへの事業展開と、そのための設備投資などを支援。
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代表者佐山 展生
山本 礼二郎 -
設立2007年
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所在地〒100-6610
東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー10F
News & Topics
インテグラルの理念
インテグラル株式会社の理念を以下に引く。
『Trusted Investor』- インテグラル
我々がインテグラルを設立した背景には、21世紀、日本企業が大きな改革を進めていくには、お互いに深く信頼し合う事が必要不可欠であるという強い思いがあります。
歴史を振り返ってみても、産業革命、明治維新、戦後の高度経済成長等、経済社会の大きな変革期には、必ずと言って良いほど、資本家(キャピタル)と経営者(イノベーション)が強い信頼の下、共通の目標を持ち、時代の変化に立ち向かい続けることで、企業を発展に導いています。
グローバル資本主義の進化、グローバル競争の激化、人口構造の変化、社会貢献の必要性等、日本企業の経営を取り巻く環境がよりチャレンジングになる中、『Trusted Investor=信頼できる資本家』を目指して、投資活動を行っていきたいと考えています。
インテグラルは、3つの行動規範を掲げて進んでいきます。
ハートのある信頼関係を事業すべての基礎とします。
企業は人です。信頼関係があれば、企業は潜在能力を最大限に発揮して発展出来るはずです。
長期的な企業価値の向上を愚直に追求します。
同じ目線に立ち、時間をかけて挑戦し続ける事で改革を着実に進めていきます。
最高の英知を結集し、「新しい何か」の創造に挑戦します。
『業界並』では競争に勝てません。革新への積極果敢なチャレンジをサポートします。
インテグラルの沿革
- 2007年
- 日系プライベート・エクイティファンドとして、佐山展生氏、山本礼二郎氏(ともにユニゾン・キャピタル出身)、辺見芳弘氏(元東ハト代表取締役)によって設立。
インテグラルのサービス
非上場、上場企業へのエクイティ投資(MBO、LBO、マイノリティ投資など)
具体的には、以下のような経営や財務に関するコンサルティングや支援を行う。
- 既存事業の成長戦略の構築
- 成長戦略を実行するためのサポート
- M&Aや事業提携のプラン構築
- 上場に際する資金調達
- 報酬体制や人材の整備と強化
インテグラルの求める人物像
インテグラルでは、経営理念を十分に理解・共感することを基本に、以下のような資質を持つ人材を求めている。
- 革新的なファンドとしてのインテグラルを創造していく意志が強い
- 投資先やステークホルダーの目線で考えて行動する力を持つ
- チームワークを大切に、柔軟に初心を忘れず「現場」から仕事ができる
- イノベーティブなアイデアや知恵を有する
また、大学か大学院(国内外問わない)を卒業しており、MBA、LLM、理科系修士号などを持つ者に応募資格を与えている。
キャリア採用には、以下のような実績も求められる。
- PE投資
- 投資銀行における業務(M&A、エクイティ・デット・ファイナンスなど)
- 会計、税務(監査、デューディリジェンスなど)
- 経営コンサルティングまたは起業
- 企業再生や経営企画に関する業務
- 海外ビジネスなどの実務経験
また、上記の実績に準ずる経験や能力(英語や他言語がネイティブレベルである、これまで社会人として深く取り組んできた事柄があるなど)を持っていればポテンシャル採用の可能性もある。