スパイダープラス SpiderPlus & Co.
スパイダープラス HPより
企業について
スパイダープラス株式会社は建設テック領域で急成長するベンチャー企業である。
建設業界における重労働や人手不足などの慢性的課題解決を目指す建築図面/現場管理アプリ「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」の開発・販売を行うICT事業を展開している。工場やビルなどの熱絶縁工事を受け持つエンジニアリング事業は2022年に事業譲渡した。
代表の伊藤謙自氏が1997年に創業した保温断熱工事会社、伊藤工業(後に有限会社ケイ・ファクトリーとして法人化)を前身とする。
設立2000年当時、代表の伊藤氏は配管やダクトの断熱工事を行う職人であり、当初の約10年間はエンジニアリング事業を中心に行っていた。
その中で建設業のIT化の遅れを身をもって体感したことでIT事業を開始。
2010年には他の建設テック企業に先駆けて「株式会社ヴェイシス」を設立した。
建設×ITにより、紙の図面が主体であった建設業界全体のペーパーレス化や業務効率化、労働時間削減などを標榜し、積算作業のデジタル化アプリSPIDERを開発。その後、2011年に図面のデジタル化・現場管理アプリであるSPIDER PLUSをリリース。
自らも工事事業者であることから徹底的なユーザー目線を強みとし、大手ゼネコンからサブコン、プラント業を中心に顧客を獲得、主力事業として成長した。
2021年3月、東証マザーズ上場。これは建設テック、建設DX銘柄としては東証市場初の上場である。
「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」は2022年6月現在、1,200社超、50,000以上のユーザーに利用されており、グローバル展開を視野に更なる成長を続けている。
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代表者伊藤 謙自
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設立2000年(創業1997年)
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所在地東京都港区虎ノ門2-2-1
住友不動産虎ノ門タワー27階
スパイダープラスの理念
Mission Statement
私たちは、“働く”に
もっと「楽しい」を創造する。お客様の課題を解決していく喜びや楽しさを通じて仕事にもっと夢中になれる世の中をつくり続けます。私たちは、 働く を心底楽しいと思えることが最も生産性を向上させると信じています。「楽しい」を創造していくことが、私たちの壮大なるミッションです。
Our identity
&Co
&Co = 共に
「共に~する」という意味の英語として、Companyという表現方法が使われることがあります。数多くの有名企業でも使われている&Companyや&Coには、会社という意味のCompanyではなく、仲間・連れ・一団・一隊などの意味があり、「~とその仲間たち」という意味になります。
さらに、「仲間」という言葉には、ある物事を一緒になってする者という意味があります。まさに業界の新しいカタチをパートナーと一緒に共創していくSpiderPlus & Co.の姿勢そのものといえます。
スパイダープラスの沿革
- 1997年
- 前身である伊藤工業が創業
- 2000年
- 法人化有限会社ケイ・ファクトリーを設立
- 2001年
- 建設業許可を取得
- 資本金を1千万に増資し、株式会社へ組織変更
- 2010年
- IT事業 株式会社ヴェイシスを設立
- 2012年
- (株)ケイ・ファクトリーが(株)ヴェイシスを吸収合併、株式会社レゴリスへ商号変更
- 2014年
- ISO/IEC 27001:2013 取得
- 2016年
- 熊本の震災復興事業へのSPIDERPLUS無償ライセンス提供
- 2017年
- 西日本営業部 大阪営業所開設
- 2018年
- 「平成30年7月豪雨」で災害復旧をされる建設業向けにSPIDERPLUS無償ライセンス提供
- 一般建設業許可 管工事業を取得
- 「平成30年北海道胆振東部地震」で災害復旧をされる建設業向けにSPIDERPLUS無償ライセンス提供
- 2020年
- (株)レゴリスからスパイダープラス株式会社へ商号変更
- 2021年
- 東京証券取引所マザーズに上場
- 2022年
- エンジニアリング事業部をアーマセルジャパン株式会社に事業譲渡
- 札幌営業所、福岡営業所を開設
スパイダープラスのサービス
建設図面/現場管理アプリ「SPIDER PLUS」の開発、販売、サポート。
「SPIDER PLUS」の特長
- クラウドで会社や事務所メンバーと簡単に進捗状況や情報を共有できる
- 図面や資料を電子化してタブレットで持ち運びできるため、現場と事務所の行き来を大幅に削減
- 現場で図面に写真貼付や検査結果の記録が出来るため、多くの作業を効率化
- かさばる検査黒板の電子化を実現し、簡単に編集も可能
- 記録帳票も1クリックで自動でエクセル形式の写真帳に変換して出力
スパイダープラスの求める人物像
建設業界のDXを推進することで業界の深刻な人手不足の解決を目指す同社。さらにその先にはグローバル展開をも視野に入れている。
エンジニアからプロダクト戦略、セールス、HRなど様々な職種の採用活動を行っており、全体的に、上場後の急成長フェーズのスピード感を楽しめる人物や、変化に柔軟に対応しつつ自走できる能力、新しいことに積極的にチャレンジできる人物などが求められている。
スパイダープラスの社員の声
2018年に30名だった従業員数は、2021年12月時点で136名まで増加。社員の平均年齢は34.7歳、入社3年以内の社員は77.2%にのぼるなど、成長フェーズの真っ只中にある。
社員からは業界にイノベーションを起してきたベンチャー特有の熱量や、課題解決の醍醐味を魅力とする声が挙がる。
現メンバーの熱量です。スパイダープラスを将来どのように成長をさせていきたいか、どのような組織にしていきたいかについて、メンバーが目を輝かせながら話していたことに魅力を感じました。
安定した大手企業に入社をすると、システム構築が確立されているため、運用/保守業務が多くなる傾向にあります。また規模感が変動しない企業だと、情シスに予算を投下できず、業務の幅も広げられずに現状維持を求められます。S+は新たなビジネス課題が次々と生まれ、それを解決することができます。大手企業や中小企業で経験できないようなメリットがあるかと思います。
また穏やかな社風とフラットな組織、それ故の働きやすさを同社の魅力に挙げる声も多い。
入社前後でギャップの無い社風というのもスパイダープラスの魅力の一つだと思います。
私は、入社してから「会社に行きたくない」と思った日は1日もないんですよ。それくらい毎日が楽しいんですね。
スパイダープラスの社会貢献・ESG
利益だけの追求だけでなく、子供達の命や教育の場を守る企業を目指し、以下の取り組みを行っている。
- 建設関連の教育機関にSPIDER PLUSのアカデミックプランを提供
- 平成30年の北海道胆振東部地震 復興事業へ無料でIDを発行
- 平成30年7月豪雨 復興事業へ無料でIDを発行
- 熊本の震災復興事業へ無料でIDを発行
- バングラディシュに井戸を寄付