シーオス SEAOS, Inc.
シーオス HPより
企業について
シーオスは、社会インフラとしてのロジスティクス(Logistics)に、デジタルトランスフォーメーションによる革新をもたらすことを経営目的とするソリューションカンパニー。
LogisticsxDigitalの専門性を武器に物流改革に取り組む物流Tech企業である。
2000年8月、アクセンチュア出身の松島聡氏により「株式会社メディカルストリーム」として創業。医療機器の流通を担い、そこから現在の物流Techへと拡大してきた。
2012年頃より出版・スポーツ市場やSNS/スマートフォンアプリ開発など、BtoC事業にも続々と参入していたが、2017年にこれらを黒字転化の上分社化。以降はロジスティクスのDXに集中している。
現在は、ロジスティクスサービスにおいて、必要な原材料の調達から、生産・物流・販売・在庫管理までをボーダレスに最適化するためのシステム開発、IoTソリューション、AI・ロボティクス研究開発、コンサルテーション、物流・ロジスティクス業務の受託等を行っている。
DWI(Digital Warehousing Integration)を戦略の主軸に据え、SCM・ロジスティクス領域における改革プラン策定~ソリューション構築・導入~安定稼働/効果創出までEnd To Endでサービスを提供。ロジスティクスに関するコンサルティング、テクノロジー、業務アウトソーシングを三位一体で提供できることを強みとする。
メーカーから流通・小売、3PL(※1)まで、多岐にわたるクライアントを擁し、その中には各業界のトップ企業も少なくない。
物流業界自体が拡大傾向にある中、ステークホルダーの多さ/複雑さ故に、参入しては離脱する企業も多いのが実情だか、そうした中でシーオスは、2000年の創業以来成長を続けている数少ない存在である。
特に、End to Endのフルラインサービスというポジションでは圧倒的なプレゼンスを誇る。
高い技術力が評価され、Robotics化についての先端研究において東京大学等アカデミアと連携するほか、経済産業省、農林水産省、国土交通省といった中央省庁のロジスティクスプロジェクトでも技術協力を行っている。
※3PL(3rd Party Logistics):荷主に対して物流システムを提案し、包括して物流業務を受託する事業者のこと
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代表者松島 聡
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設立1997年12月18日(2000年8月1日創立)
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所在地東京都渋谷区恵比寿1-18-18 東急不動産恵比寿ビル6F
シーオスの理念
SEAOSはロジスティクスを通じて、プロダクト、サービスの提供にとどまらず時代を先取りし変化し、社会の新しい価値を創り、世の中に貢献する企業となることを目指しています。企業やそこで働く人々への新しいテクノロジーや仕組みを提供することにより、ひいては社会を変革し、人々の生活を豊かにしていくことに寄与していきます。これらを実現する基盤として、すべての役員および従業員が大切にしている考え方がSEAOSの5つの創業の精神、コーポレート・パーパス、そして行動規範です。
【SEAOS 5つの創業の精神】
1.社会のため
社会の発展に技術をもって貢献すること、お客様の経営のためになること、社員の育成のためになること、それら3つを同時に満たすことしかすべきではない。
2.謙虚
決して慢心することなく、常に技術力向上に努めること。
3.感謝
今の自分の立場は、これまで自分が出会った多くの方々を通じて培われていることを忘れず、感謝すること。
4.教育・人材育成
人材の能力が会社の能力である。人材の育成なくして会社の成長はない。上司は部下に仕事を振るのではなく、教育目的をもって部下に仕事を任せ教えること。
5.自分以外
相手の立場に立つこと、常に主語は、社会、お客様、自分以外のSEAOSチームメンバーであること。
コーポレート・ミッション
- ロジスティクスの標準化をデジタルでリードしている
- SEAOSで働くことが心から幸せと感じられる
以上2つを同時に実現している会社になる
行動規範
- Visionary(すばらしい結果をイメージし具現化する)
- Justice is the 1st(目先の得より、正しさを優先する)
- Open Mind & Share(色々な個性をフラットに活かし合う)
- Deep & Speed(高速で、深く考える)
- Still Day One(社会を変える大きな目標は「積小為大」でしか成し遂げられない)
- Festivalism(どんな状況でもポジティブに楽しむ、仕事は“お祭り事”)
- Ownership(自分自身の事として責任をもって積極的に関わる)
シーオスの沿革
2000年、アクセンチュア(戦略グループ)出身の松島聡氏が前身となる株式会社メディカルストリームを設立(登記は1997年)、SPD(Supply Processing and Distribution:病院内の物流管理)のアウトソーシング事業を開始。
2002年より、医療流通事業で培ったノウハウを他業種への展開、通信流通事業へ参入。パッケージアプリケーションMr.Stream(WMS)の提供によるシステム運用事業を開始する。
2011年からBtoC事業を展開。SNS、スマートフォンアプリ開発、EC向け基幹システムDReC開発、iPadを使ったID倉庫システムの開発、ロボティクス研究開発などを行う。
社会インフラであるロジスティックスをデジタルネットワーク化するため、2015年からロジスティク研究開発をスタート。
2017年には株式会社豊田織機、パナソニックと資本業務提携を結び、次世代ロジスティクス事業において新たなビジネスモデルの模索を行う。同年にBtoC事業を分社化。以後はロジスティックスの次世代デジタルプロダクトへ経営資源を集中させている。
2019年10月、三井住友ファイナンス&リースとの資本業務提携し、顧客の相互紹介、協働による顧客提案及び新たなビジネスモデルの構築を図り、経営資源を活用・連携することでロジスティクス分野でのビジネス領域の拡大と顧客サービスの向上を狙うとともに、将来的には、物流ロボットのサブスクリプションモデル(Robot as a Service)の構築検討を目指している。
- 2000年
- アクセンチュア出身の松島聡氏が前身となる株式会社メディカルストリームを設立(登記は1997年)
- 2002年
- 医療流通で培ったノウハウの他業種への展開・参入を開始
- 2004年
- シーオス株式会社(Sieos)へ社名変更
- 2008年
- 川崎事業所(ロジポート)設立
- 2009年
- 医療専用運送事業を開始
- 2011年
- 社名・ロゴを「SEAOS」に変更。複数のBtoC事業に参入
- 2012年
- 晴海事業所設立
- 2013年
- EC向け基幹システムDReC開発
- 2014年
- iPadを用いたID倉庫システム開発
- 2015年
- ロボティクスの研究開発に着手
- 2017年
- 株式会社豊田織機、パナソニックと資本業務提携
グリーン物流優良事業者表彰にて経済産業大臣表彰受賞 - 2019年
- 自律走行型(3D SLAM)搬送ロボットLogiler Moveを発表
- 2020年
- RFIDを用いた検品一元管理システム「ReSOU」の商用化
シーオスのサービス
コンサルティング/テクノロジーサービス
- ロジスティクス戦略コンサルティング
- SI(System Integration)
プロダクト開発/SaaS
- アプリケーションソフトウェア・ロボット開発
オペレーションマネジメント
- ロジスティクス設計・運用
シーオスの求める人物像
シーオス社は、次の5つの能力を持つ人を求める人材として挙げている。
これらの人材は日本の労働市場で不足しており、これらの能力を持つ人材で、シーオス社の理念に適合できるのであれば、年齢、性別、国籍は一切問わないとしている。
1.Innovative Entrepreneur
既存の概念にとらわれることなくゼロから独創、創造し、スケールとスピードをもって実際に事を成し遂げる人
2.Management
事業を経営できる人、チームビルディングによる成果を一人一人の足し算以上にできる人
3.Analytics
仮説を立案し、適切な統計・解析の手法とツールを活用してビッグデータを分析・検証、設計に結びつけられる人
4.Algorithm
高度な演算処理をコーディングできるプログラマー、プロセッシング能力とスループットの最大化を目的に業務を設計できるアーキテクター
5.Hybrid Operator
業務をサポートする仕組みを使いこなし、日々の運用において常に最大の成果を求める人
より具体的には、マインドとして、顧客の業務改善/改革の実現に伴奏することにやりがいを感じること、特にコンサルタントポジションでは、構想から運用設計まで一気通貫でコンサルティングを行いたい、またその効果創出までを見届けたいという志向、情熱を持つ人物が求められる。
スキル、経験としては、業務/システム両面の知見、経験をもつことに加え、今のスキルに留まらず自己研鑽を自発的に行える向上心があり、自らの付加価値向上を常に意識できるなどの素養を持つ人が歓迎される。
シーオスでのキャリアパス
SCM・ロジスティクス×DXの領域において、プロフェッショナル人材としてのキャリアを積むことが可能な数少ない企業である。
コンサルティング・SI、プロダクト開発、オペレーションマネジメントと職務領域が幅広く、部署間の異動も可能なため、本人の意志により多様なキャリア形成が可能となっている。
コアタイム無しのフルフレックスを導入。リモートワークを促進しており、リモートワーク率は75%を超える。
シーオスのトレーニング
シーオス社が提供しているのはプロダクト(物・製品)ではなくサービスであり、そのサービスを行っているのは「人」である。そのため社員の質がサービスの質になって表れるという考えに基づき、人材育成に真剣に取り組んでいる。
「5つの創業の精神」の1つとして「教育・人材育成」を挙げている。
育成においては、「教育は人が人に対して行うものなので、教える側、教わる側の双方が対等の立場で真剣に向かい合い、基本的な考え方を教える」ことを基本姿勢としている。
その上で、
- 組織として戦える人材の幾瀬英のために個性を大切にし、本来持っている社員の力を引き出す。
- 教える立場にある者は仕事を通してしっかり教える。
- あせらず、あきらめず、一歩一歩積み重ねていく。
という育成方針を掲げている。
研修については、これまでに培った経験を生かしつつ、主にOJTでスキルを習得していく。
会社・社会への貢献、プロジェクトで活躍した個人やグループに対して、それを評価する制度として、社内表彰制度(SEAOS AWARD)が設けられている。
シーオスの社会貢献・ESG
東日本大震災や熊本地震、能登半島地震、各地の豪雨災害などで被災された地域への義援金拠出、ボランティア活動の復興支援活動を行っているほか、チャリティイベントへの協賛活動を行っている。
活動事例
- 「みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ケ浜大会(2012年7月1日開催)」の支援
- 「第12回NIPPON ITチャリティ駅伝(2023年11月19日開催)」への協賛
- 能登半島地震への支援活動