リンカーズ Linkers Corporation
リンカーズ HPより
企業について
リンカーズ株式会社は、日本全国の中小メーカーの持つ技術/シーズと、大手・中堅企業の持つニーズをたくみにマッチングさせる「ものづくり系マッチング」という、日本国内でも独自のサービスを展開している企業である。
2012年、京セラ、野村総研出身の前田佳宏氏により、Distty株式会社として設立。
日本の産業にイノベーションを起こすことを志し、技術情報の共有・議論の場となるビジネスSNSを創業事業とする。
しかし、技術者やエンジニアの守秘義務等から議論に限界があり、スケールすることなく撤退。
その後、eEXPOという技術のWeb展示会システムを展開する中で、技術メーカーの研究開発中の技術やエンジニアの質、品質管理能力、経営者のスタンスなどを把握する「産業コーディネーター」の存在を知り、彼らをネットワーク化。当初目指していた技術情報の共有を可能とし、これまでにない高い精度での技術系マッチングに成功した。
“人”基点の信頼に基づく繋がりに加え、関係者全員のNDA締結を行うなど技術情報保護への配慮によって、従来では困難を極めた企業間の秘匿技術の相互補完的なマッチングを強力に後押している。
同社サービスの社会貢献性の高さから、東北経済連合会をはじめ、地元企業を活性化させたい多くの公的な組織が同社の事業に賛同し、提携を進めている。
これらのネットワークを使うことで、短期間に大規模なコーディネーター網を構築したのが成功の一因と言える。
コーディネーターの主な所属組織としては、自治体の外郭団体、自治体、金融機関、大学、研究機関など日本全国に幅広く展開し、埋もれがちな中小零細企業のもつ優れた技術の発掘を可能としている。
事業構造としては、紹介した企業間のマッチングの成立を収益源としており、製品の受注額×%というかたちの成功報酬を基本としている。このため収益率が高く安定した事業運営が可能となっている。
大手ベンチャーキャピタルからも資金提供を受けるなど、同社のビジネスモデルは内外から高い注目を集めている。
同社代表の掲げる将来ビジョンとしては、産業・企業・地域の壁を破り、日本の産業を活性化させることを通して、壮大なデータプラットフォームを創生し、数年後には売上1兆円規模の会社組織に成長させることを目標としている。
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代表者代表者 前田佳宏
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設立2012年4月
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所在地東京都文京区後楽二丁目3番21号 住友不動産飯田橋ビル6階
リンカーズの理念
マッチングで世界を変える
「完成に必要な最後の1ピースだけがどうしても見つからない…。」
こういった事情でお蔵入りになってしまう事案が、日本には数多くあります。私たちリンカーズは、その最後の1ピースにあたる知られざる技術情報を、その業界に精通した
産業コーディネーターの“目利き”と、ITを活用した高精度な探索システムで探し出し結びつける、
技術のマッチングプラットフォームです。企業と企業の出会いのあり方を見直し、これまでは叶わなかった最適なマッチングを提供することで、
イノベーションが頻発する新たな産業のしくみを、国内外に築いてまいります。
リンカーズの沿革
- 2012年
- 「Distty株式会社(現:リンカーズ株式会社)」創業
Web展示会システム「eEXPO(イーエキスポ)」スタート
- 2015年
- 「リンカーズ株式会社」に社名変更
三菱東京UFJ銀行主催「第2回BTMUビジネスサポート・プログラム『RiseUpFesta』」ソーシャル部門優秀賞受賞
- 2016年
- フランス商工会議所主催「フレンチビジネス大賞」審査員特別賞受賞
ビジネスモデル学会主催「第4回日本ビジネスモデル大賞」大賞受賞
リンカーズのサービス
ものづくり企業に向けたオープンイノベーション支援サービスとして以下を運営している
- Linkers Sourcing
- Linkers Marketing
- Linkers for BANK
- Linkers Research
- TechMesse
- TechMesse Academy
リンカーズの求める人物像
利他の精神が強く、社会貢献意識、特に「日本の製造業の活性化に対する熱い想い」を持つ人物の採用に注力しており、主体的に物事を考え、課題を見つけながら柔軟に改善に取り組める人や、難題にひるむことなく創意工夫して解決に向かうことができる能力を備えた人が求められている。
リンカーズのトレーニング
マネジメントレイヤーと近い距離感で仕事をすることを通して、考え方やものの見方といった経営者の持つ高い視点を学ぶことが可能。
頻繁にある社内プロジェクトの立ち上げを通して実践的な事業マネジメントのノウハウを身につけることができ、キャリアの幅を広げることができる。
リンカーズの社員の声
全ての判断基準を「人に喜んでもらうこと」にするよう伝えています。この基準は、顧客に対してだけでなく、社内を含めた全方向に対して共通の判断基準としています。
これを実行することにより、個人のモチベーションも安定し、部門内外との人間関係も良くなり、さらには、実績にも結びつくと考えています。
「三方良し」の考え方を重視し、ステークホルダーの幸せを考慮して仕事を推進出来る、コミュニケーション能力に優れた人材が求められているといえる。
やりたいことをやれる環境を提供し、一定の範囲で自由に挑戦できる場を維持することが研究所長としての役割だと思っています。現状、ベンチャー企業らしく「時間」「お金」「人」ともに不足しており、十分な環境を提供できていない心苦しい状況ですが、事業を成長させて、「やりたいことを自由にできる研究所」を実現していきたいです。
社員のやりがいと仕事における満足度を重視する考え方が社内に定着しており、その考え方に共感できる、やる気に満ちた人材が求められているといえる。
チームの各メンバーにある程度裁量(自由)を渡すことで、スピードを落とさず業務効率を図れるようにできればと考えておりますし、何か壁に当たったときに相談しやすい環境(雰囲気)作りに務めています。
「自由」と「責任」は表裏一体なので色々なことをメンバーには経験してほしいですね。
指示待ち人間ではなく、自分の頭で考えて主体的に行動できる、問題解決力の高い優秀な人材が求められているといえる。
リンカーズの社会貢献・ESG
SDGsの観点からも社会課題を解決可能な技術を保有する中小零細企業とその技術を必要としている大企業等をマッチングするサービスに注力し、高齢化、労働力不足、環境問題などの日本の社会問題の解決に寄与している。