JDSC Japan Data Science Consortium
JDSC HPより
企業について
株式会社JDSCは「日本の産業をアップグレードする」ことをミッションとする、東大発のAI企業。加藤エルテス聡志氏が2013年に前身となる一般社団法人データサイエンス研究所を設立。事業拡大に伴い2018年には株式会社化し、2020年に現在の社名となった。
2020年10月にはファンド、VC、事業会社等から約30億円の資金調達も成功させた、AI領域で注目の企業。個別の企業にフォーカスするのではなく、業界・産業レベルで事業ターゲットを捉え、社会的インパクトが大きな領域の課題に対して、AIを活用したソリューションを提供している。
「利益に直結」したAI活用サービスの提供
デジタル化、AI構築に多額の費用を投資しても、収益が上がらなければ意味がないという考えの基、実装に拘った事業展開を行っている。コストもかかり導入リスクの高い最先端技術のみを活用するのではなく、社会実装可能な技術を用いて、現実的に「社会で使われる」ソリューションを提供している。
業界や社会全体へのインパクトにこだわった事業展開
他社のAIやDX関連の事業、コンサルティングと異なる特徴として、同社は個別の企業にフォーカスするのではなく、業界・産業レベルで事業ターゲットを捉え「UPGRADE JAPAN」を掲げている視座の高さが挙げられる。これが基本戦略となり、事業及び組織運営に反映されている。
そのためクライアントは、基幹産業やインフラ関連の事業者等が多い。長期間運用されている大規模な仕組みに対し、AIを使ったソリューションを提供することで生産性向上や効率化を実現し、社会的インパクトの極大化を目指している。
メンバー
経験豊富な経営陣が揃う少数精鋭のチーム。それぞれの分野でのプロフェッショナルがチームを作り、切磋琢磨しながら迅速に業務を行うことで、高度なソリューション提供のみならず、自身の成長をも可能な環境を作り出している。
カルチャー
「UPGRADE JAPAN」実現のため、メンバーが「UPGRADE」し能力を発揮することに非常にポジティブで、パフォーマンス向上のための環境創りには余念がない。
上下関係のない雰囲気のなかで、オフィス内外の関係者と広くカジュアルに交流する時間も設けてられている。
またフレックス制度やリモート勤務も導入しており、個人の成果を最大化するための制度設計にも意欲的に取り組んでいる。例えば、副業が可能なほか、メンバーの起業支援制度などもある。
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代表者加藤エルテス聡志
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設立2013年
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所在地東京都文京区本郷二丁目38-16 JEI本郷ビル8階
JDSCの理念
この国は変えられる。
わたしたちは、
日本をアップグレードする。この国の未来を憂えるのではなく、変えるために、
私たちは、日本の英知を結集する。大学で培われた知見、企業が有するデータ。
それらを組み合わせ、掛け合わせ、
知のめぐりを巻き起こす。その先に描くのは、データ時代にあるべき強い日本の姿だ。
知の死蔵により停滞した市場を、
知の開放によって覚醒させる。
データサイエンス、テクノロジーを駆使し、
生産性を高め、産業の仕組みを革新する。一個人、一企業ではなし得ない。
だからこそ、あらゆる制約・枠組みを解き放ち、
人、企業、社会に、革新の連鎖を起こしていく。
東大の知を擁するAl企業として、
私たちJDSCは、日本をアップグレードする。
UPGRADE JAPAN
日本の進化を、はじめよう。https://jdsc.aiより引用
JDSCの沿革
- 2013年
- 株式会社JDSCの前身である一般社団法人日本データサイエンス研究所の設立
- 2018年
- 事業拡大に伴い株式会社化
- 2019年
- 学校法人駿台学園と株式会社トーハン等から第三者割当増資を実施
松尾 豊氏(東京大学大学院 工学系研究科教授)がアカデミックパートナーに就任 - 2020年
- 社名を「株式会社JDSC」に変更
一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)入会 - 2021年
- Pマーク取得
JDSCのサービス
demand insight(需要予測、在庫最適化ソリューション)
サプライチェーン・マネジメントの領域で蓄積されたデータをAIが学習し、製品ごとのきめ細かい需要予測を支援することで、計画担当者の業務負担を軽減し、在庫数の最適化に寄与。
<事例>
・大手消費財企業で、予測のブレを人力予測の7割に抑えることに成功
・大手製薬企業で在庫量の4割が削減され、常に最適在庫量を堅持できる体制に
データ基盤構築支援
データ活用基盤の構築と運用、組織体制構築のためのコンサルティング、人材育成を一気通貫で支援。
フレイル検知
フレイル(衰弱状態。要介護の前段階)のリスクを、ライフラインのデータから検知し、早期に対処することで高齢者の健康維持をサポート。
不在配送の削減
スマートメータから電力データを取得、AI(人工知能)が配達先の現在~将来の在/不在を予測することで、不在回避を目指す。配送実験では、約9割の不在配送削減に成功している。
教育
デジタルにより学習体験や教育現場に変容を起こすことを目指す。大手予備校のDXや高度専門職への教育プログラム提供などを行う。
JDSCの求める人物像
JDSCが求めるのは、1000人に匹敵する頭脳、技量、熱量を持った「一騎当千」級の人材である。
募集部門は、データサイエンス、デベロップメント、ビジネスデベロップメント、コーポレートの4部門となる。
データサイエンス
データサイエンティストとして、社会・産業の課題に対して真にインパクトを与える需要予測モデルや、状態検知アルゴリズムの構築を担うポジション。
プログラミングスキルの他、統計学や機械学習アルゴリズム、データ整形・前処理に関する知識や実務経験があること、コンサルティングプロジェクトやシステム開発プロジェクトにおける課題解決、或いはITソリューションのプリセールス経験などが求められる。
歓迎スキルとしては、大規模データ(テラバイトレベル)の解析経験やデータサイエンス関連のビジネス経験・学術的貢献、開発ツールやインフラ関連の基礎知識、ベイズ推定、ベイジアンネットワークに関する知見および実装経験などが挙げられる。
また、人物面では、同社の理念へ共感と、学術研究をビジネスとして社会に実装することに興味のあることに加え、リーダーシップやコミュニケーションスキル、好奇心、向上心がある人物、デリバリーを仕切れるだけのスキルと経験などが必要とされる。
デベロップメント
エンジニアとして、日本を支える基幹産業に向けて、アルゴリズムを開発し、データ基盤を構築し、アプリケーションを提供するポジション。
Web開発における各種基礎知識/スキルやクラウド環境でのシステム開発経験に加え、データサイエンティスト等とのディスカッションスキルが求められる。
歓迎要件として、プロジェクトリードやマネジメントの経験、アジャイル開発、アジャイルとウォーターフォールの折衷型開発、データサイエンスの知識、更にはBtoBでのクライアント折衝経験などが挙げられる。
ビジネスデベロップメント
コンサルタントとして、データサイエンスとテクノロジーを駆使し、AIソリューションを通して産業の仕組みを革新するポジション。業界トッププレイヤーであるクライアントの企業価値を大幅に高め、業界に共通する課題を解決することで、産業全体、そして日本をアップグレードすることを目指す。
戦略系コンサルティングファーム(総合系コンサルティングファーム等の戦略部門も含む)での実務経験が必要とされる。
コーポレート
コーポレートスタッフとして、会社のミッション実現を高い専門性と正確な業務遂行で支えるポジション。
JDSCでのキャリアパス
JG1~JG7まで、7段階のジョブグレード(Job Grade)が存在する。
JDSCのトレーニング
スキルアップサポートを目的とした、以下の制度を備えている。
- 書籍購入制度(金額制限なし)
- セミナー、講座受講費用の会社負担(上限なし)
- 資格取得費用の会社負担(上限なし)
- 技術知見を用いた対外発表、Competition参画推奨制度
- AWS/GCPをスキルアップ目的に使用可能
JDSCの社員の声
コンサルティングファーム出身の社員は、課題解決方法の提案にとどまらず、データサイエンティストやエンジニアと協働し、解決策を実現するフェーズまでやりきれることを仕事のやりがいとして挙げている。
JDSCでのコンサルタントの仕事は、実際に課題を解決するところまでやりきることができるのが魅力です。戦略コンサルとの比較で言うと、画期的な課題解決法があっても、提案するだけに終わってしまい、絵にかいた餅になってしまう、ということがないです。そのため、解決策を実現するところまで自分たちでやり切りたい、成果を目で見たい、と思う人には向いています。
JDSCには、スタートアップとコンサルの「良いとこ取り」をできる環境がある。
転職するなら、①スタートアップの動き方が学べて、②自分の企業に備え、良質な業界課題に触れられる、そして③個人としての戦闘能力を上げられるところがいいな、と思い、その3つが達成できる会社を探していました。スタートアップ企業なら①が、コンサルなら②と③が満たせると思っていました。JDSCを紹介して頂いた時は①②③全て揃っていて、スタートアップとコンサルの「良いとこ取り」ができる、と思って入社を決意しました。
社員の生産性を上げることに投資を惜しまない点も、魅力として挙げられている。
制度面では、JDSCは個人の生産性を上げることにお金を惜しまないところが魅力です。外部の研修やカンファレンスの参加、書籍やPC周りの備品など幅広い内容で社費負担を受けられます。他にも、月に2日は、勉強する日を設けられたり、大学院に行くので不規則勤務を許可してもらえたり。成果主義なので、成果さえ出していればやり方は任せてもらえますし、成果を上げるための支援は惜しまずしてくれます。
成長意欲の高い人にお勧めしたい環境です。
JDSCには資格取得費用やセミナー費用の補助という制度があるんです。エンジニアやデータサイエンティストはもちろん、コーポレート部門でも活用できます。私も管理会計検定の資格取得費用を会社で負担してもらい、合格することができました。社員の成長のためにお金を惜しまないところが、社員の成長に意欲的な会社だなと思います。