ミドルウェア
ミドルウェアとは、コンピュータを動かすためのOS(=基本ソフト)と特定の実行のためのアプリケーション(=応用ソフト)の間で仲介的役割を果たすソフトウェアの一種である。
【ソフトウェアの種類】
- OS=Operation system
- MW=Middleware
- AP=Application software
OSは、コンピュータを動かし、アプリケーションを実行するには欠かせないものだが、ミドルウェアは、OSとアプリケーションが連動するときの性能や安定性を高めるものである。
ミドルウェアは、OSやアプリケーションと違い、パソコンやスマートフォンのユーザーに意識されることは少ない。
たとえば、インターネットを介するメールやブラウジング、作成された各ファイルのクラウド保存などでは共通のネットワーク(インターネット環境)を要する。
この場合のサーバもミドルウェアのひとつである。
また、それぞれのアプリケーションで活用・作成されるデータを、一括して保存や管理ができるのもミドルウェアの存在によるものである。
具体的なミドルウェアとしては以下のものがある。
- WEBサーバ
- Apache
- アプリケーションサーバ
- データベース管理サーバ
個々のアプリケーションが動作する環境は、通常、それぞれに条件付けられている。
たとえば、Macのみに対応したアプリケーション、iPhoneのみで動くアプリケーションなど。
このとき、適切なミドルウェアが組み込まれることで、限定されたアプリケーションを他のアプリケーションでも動かせるようになり、汎用性を高めることが期待できる。
企業の情報システムに携わるインフラエンジニア系の職種や、同様の職務に携わるITコンサルタントでは、面接においてミドルウェアに関する知識を欠かすことはできない。
基礎知識とは別に、この汎用可能性をどれだけ見極め、考えだせるかが、エンジニア・ITコンサルタントとしての能力や習熟度を示すものとなるだろう。
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