AWS(エーダブルエス)
AWS(エーダブルエス)とは、Amazon Web Service(アマゾンウェブサービス)の略。
オンラインショッピングサイトを運営するAmazonが2006年より開始したクラウドサービスの総称である。
2018年には、190カ国、100万人以上のユーザーに利用されている。そのサービスの数は100種類以上にも及ぶ。
クラウドサービスの特徴として、必要なときに、必要なだけ、低価格でリソースを入手できる点が挙げられる。
利用者は、ハードウェアやサーバについて、設置やメンテナンスにかかる工数、費用、時間を省けるのが大きなメリットである。
AWSの競合としては、マイクロソフト社のAzure(アジュール)、グーグル社のCloudPlatform(クラウド・プラットフォーム)などが有名だが、AWSは、シェア率30%を超える優勢さを誇っている。
サービスの種類は、ストレージ、ネットワーク、サーバ環境、データベース、アナリティクス(分析)、アプリケーション、セキュリティ、IoT、人工知能など多種多彩である。
システムやアプリケーションの開発を効率化するためのサービスも充実している。
セキュリティ面の信頼性の高さや、対応の幅が広く柔軟性も高いことから、大手企業での導入も増えている。
カテゴリを一つとっても、その種類、容量、性能については、必要に応じて選択できるのが魅力である。
また、各種サービスを組み合わせて連携導入することもできる。これにより、希望に沿ったシステム環境の構築が実現される。
利用に際し、設定工事や初期費用も不要、ランニングコストも利用した分だけを支払う従量課金制のため無駄なコストが発生する心配もない。
ただ、かかる料金が変動することになるため、予算計画が立てにくいという点はデメリットとなりうる。
選択肢が豊富なため、とくに大規模なシステムとなる場合は、専門的なIT知識と設計ノウハウが必要となる。
コンサルファームではAWSの導入支援を行っているところもあり、そのような企業を受ける際には、AWSの構築経験などが必要とされる場合が多い。
また、ECのイメージが強いAmazonの収益を強固なものとしているのは実はAWSである(営業利益率がECに比べて非常に高い)ということは良く知られている。
最新のビジネストレンドを理解しておくという意味でも、AWSの実態を含めたAmazonのビジネスモデルは一度学習しておいたほうが良いだろう。
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