クニエ、NTTデータグループと「サステナブルIT診断コンサルティング」をスタート
株式会社クニエ(以下、クニエ)と、株式会社NTTデータグループ(以下、NTTデータグループ)は、2024年7月30日より、IT領域におけるサステナビリティレベルの診断と改善に向けたコンサルティングサービスの提供を開始した。本サービスは、企業のIT領域における持続可能性の可視化と、ITロードマップの設計・改善アプローチの提案を行うものであり、両社はIT領域におけるサステナブルなビジネスモデルへの変革をねらっている。
■背景
昨今、データセンターの利用負荷、および、ネットワーク通信の増加により、IT領域の電力使用量が急増している。今後、生成AIの利用拡大や、さらなるデジタルソリューションの企業への導入を受けて、今以上のペースで電力使用量が増えることが懸念されている。企業としても気候変動をはじめとする環境への対応を迫られる中、自社のITシステムの環境負荷について把握し、その軽減措置を講じることが必要不可欠である。そこで、NTTデータグループとクニエの協働により、IT領域における持続可能性の可視化とITロードマップの設計・改善アプローチの提案を行う「サステナブルIT診断コンサルティング」の提供が開始された。
■概要
本サービスは、NTTデータグループのヨーロッパにおけるITサステナブル診断サービスの知見とクニエのITロードマップ策定メソッドを組み合わせることにより可能になった。概要は以下の通りである。
・提供開始日:2024年7月20日
・サービス内容:IT持続可能性の可視化と分析、ITロードマップの設計および改善アプローチの提案
※追加オプション:継続モニタリング、成熟度評価、エネルギー効率性評価
■今後について
両社は今後、本サービスにより策定されたロードマップの実現に向けて、IT戦略とガバナンス、デバイスマネジメント、アプリケーション、クラウド、インフラの5領域それぞれで環境負荷低減のためのサービスを提供し、サステナブルなIT運用を目指す、としている。