PwCコンサルティングが全社員のスキル底上げ支援サービス「リスキリングビヨンドDX」の提供開始
PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)は2023年5月、DXを通じた成果創出に重要な全社員のスキル底上げを支援するサービス「リスキリングビヨンドDX」の提供を開始することを発表した。
近年、多くの企業においてDX推進に関する部署に所属する一部社員のみでなく、全社員を対象としたデジタルスキル底上げのニーズが向上している。PwCコンサルティングが以前実施した「日本企業のDX推進実態調査2022」の結果においても、DXに対して十分な成果を上げた企業では一般社員やグループ会社社員などが自発的にDXに参画・推進している傾向が明らかになっている。また、生成AIをはじめとする新たなデジタル技術の進展によりデジタルプロセスや既存の業務を劇的に変革可能な機会が拡大しており、デジタルを活用したビジネス変革に備えた全社員対象のスキル底上げを検討・推進することが急務となっている。
一方、DXを通じた成果創出まで実現できている企業は限定であるのが現状である。PwCコンサルティングはその要因を「創出する成果やスキルが適切に定義されていない」「座学に偏重したスキル習得により、実際のビジネス・業務で活用できていない」「ビジネスやデジタル技術などの急速な外部環境の変化に対応できていない」といった育成上の課題にあると特定し、リスキリングやDXの実行ではなく、DXを通じて実現したい成果創出(ビヨンドDX)を起点に、バックキャスト型でリスキリングを一貫して支援するサービス「リスキリングビヨンドDX」を開発した。
「リスキリングビヨンドDX」は、個人・事業部単位の実現したい成果創出に向け、通常業務を行いながら成果創出に即したスキルを都度習得していくことを前提としており、以下3つのステップから構成されている。
1. 現状を踏まえた成果定義・育成設計:現状の業務・スキル状況を踏まえDXの先にある実現したい成果を定義し、成果創出に要求される人材・スキル定義を含めた育成設計を実施
2. 成果創出・スキル習得トレーニング:実践と座学の並走を通じて成果創出と成果創出に求められるデジタルスキル、ビジネススキル、パーソナルスキルの底上げを実施
3. モニタリング・フィードバック:スキリングの状況を確認し、既存のリスキリングの仕組みにフィードバックを反映
デジタル・テクノロジー、AIだけでなく、人材マネジメントの活用や育成など幅広い領域の専門家を有しているPwCコンサルティングだからこそできる、クライアント企業にカスタマイズしたDX推進と、それによるビジネス変革をリスキリング支援を実現し、日本経済の競争力向上に貢献するとしている。