PwCコンサルティング・PwCアドバイザリーがALGO ARTISと協業
PwCコンサルティング合同会社(以下、「PwCコンサルティング」)およびPwCアドバイザリー合同会社(以下、「PwCアドバイザリー」)は、AIによる運用計画の最適ソリューションを提供する株式会社ALGO ARTIS(以下、「ALGO ARTIS」)を協業することを発表した。PwCコンサルティングとPwCアドバイザリー、そしてALGO ARTISがそれぞれAIを活用し開発・提供してきた需要予測と計画最適化ソリューションを共同ソリューションとして提供開始する。このソリューションの支援対象は製造、エネルギー、小売、物流、運輸業などにおけるサプライチェーン上の様々な計画業務だ。
PwCコンサルティングは企業がAIを起点とするデータ活用を経営の中枢に取り入れる「AI経営」を提唱しており、状況把握から意思決定・実行までの高速化を実現し、企業の競争力向上を図ることを支援している。需要予測においても従来のコンサルティングサービスに加え、独自開発したAI・機械学習アルゴリズムを用いた次世代型需要予測ソリューション「Multidimensional Demand Forecasting(以下、MDF)」を提唱し、従来型のアプローチでは対応困難な領域における需要予測の支援を行ってきた。
PwCアドバイザリーは、M&A及び事業再生において、AIや高度なデータアナリティクスを活用した価値創造を支援している。特に、M&A戦略、デューデリジェンスおよび投資後の価値創造における計画策定や実績モニタリングの経営管理サイクルの高度化について豊富な経験を有する。
ALGO ARTISは「社会基盤の最適化」というコーポレートミッションのもと、社会基盤を支える現場の運用計画を独自のアルゴリズムのよって最適化するAIソリューション「Optium」を開発・提供している。生産や配船などの至極複雑な運用環境にも適応可能な特殊なアルゴリズムと世界トップクラスの技術力を駆使し、人による計画策定では困難な、高度な最適化を実現することで現場の課題解決及び大幅なコスト・リスクの低減に貢献している。
今回の協業を通じ、三社は共同でクライアント企業の収益最大化・競争力向上に向けた計画業務のDXを支援する。具体的には、PwCコンサルティングがAI経営に向けた構想・戦略策定、そして次世代型需要予測ソリューション「MDF」の開発・提供を行い、ALGO ARTISが計画最適化ソリューション「Optium」の開発・提供を行うことで、AIを活用した計画業務における「予測・最適化ソリューションパッケージ」を提供していく。PwCアドバイザリーは、需要予測サービスの提供を行うことに加え、ALGO ARTISと共同で事業計画、財務計画、生産・販売・調達などの計画策定の高度化支援を行う。これにより、オペレーションの起点となる需要予測およびその予測に基づく運用計画の最適化を、包括的かつ高精度、多面的に行うことが可能になる。